内容説明
いわゆる「訳読」方式の授業を「前時代的だ!」「日本語を介さずに英語を理解させなきゃダメだ」などと言って、さんざんコケにする人がいます。しかし、英語を理解するには、いちおう訳したものをもう一度眺め直して、あらためてそれが「どんな意味」なのかを考えて、納得するというプロセスが欠かせません。「分かったつもり」にならないための英訳エクササイズ。
目次
1 「直訳」が「誤訳」になってしまうこともある―「直訳の怖さ」を通じて翻訳の深淵をのぞき見る
2 文法に気をつけて正しく訳す―「文法」は、意外と奥が深いもの
3 「知らなければ」どうしても訳せない―「正しい訳と理解」には「正しい知識」が不可欠
4 日本語として「ちゃんと通じる訳」にする―日本語への「こだわり」を大切に
5 「書き手の言いたいこと」を深く読み取って訳す―翻訳を通じて「英文の心」に触れる
6 訳す!実践トレーニング―総合的な「翻訳力」を養おう
著者等紹介
山本史郎[ヤマモトシロウ]
東京大学大学院総合文化研究科教授、翻訳家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。大阪市立大学助教授を経て、1987年より東京大学で教鞭をとる。専門は19世紀英文学。東大での語学教育の経験をもとに英語教科書や学習書を執筆しているほか、翻訳家志望者向けに翻訳のセミナーもおこなっている
森田修[モリタオサム]
英語教材ライター・編集者(AtoZ所属)。東京外国語大学英米語学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修士課程修了。複数の語学系出版社を経て現職。「CNN English Express」「English Journal」などの雑誌記事の執筆をはじめ、数多くの語学書の執筆・編集に従事している。企画・執筆・翻訳・編集などに携わった書籍は200冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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