宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532164980
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

44
先日読んだ『大切な香りの記憶』の中に宮大工の話がでてきたので、興味をもち読んでみた。前半は自伝的内容、後半は西岡さんと一緒に仕事をされた方々の座談会となっている。「人間も木も草も、みんな土から育つ。宮大工はまず土のことを学んで、土のことをしらんとあかん。土を知ってはじめてそこから育った木がわかる。」と、工業学校に進学したかったのに、祖父に無理やり農学校に進学させられたというエピソードが印象に残る。今の状況が落ち着いたら、西岡さんがたずさわってきた法隆寺や薬師寺に行ってみたい。2020/04/28

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

3
☆×5.0…もうこんな人は原題には出てくることはないでしょう。「素晴らしい」の一言しか出てこない人です。特に彼の生き様はいろいろな意味で参考にしたいものばかり。特に知識に関する戒めは非常に参考になりました。こういう人になりたいものです。2010/08/03

rinrinkimkim

2
六代目菊五郎が踊りを教えるときは一対一だったそうです。家族ですら部屋に入れなかった。西岡師とおじいさんの関係もそんなだったのかな?「法隆寺の田舎大工、西岡です」と自己紹介するその姿には迫力があったらしい。神戸にある竹中工務店大工道具博物館にはヤリガンナが収蔵されているとか、Iセンターと共に訪ねたい場所です。氏の「鬼に聞け」は拝見しました、また法輪寺も見学しました。師の足跡を少しづつでいいから追いかけたいです2014/11/17

きぬえもん

2
吐き気をもよおすぐらい、ビシビシ!信念を徹して生きる凄さ…本の中での出逢いだけれども大きい大きい一歩になる。2013/02/04

チカ

2
法輪寺三重塔や薬師寺金堂、西塔の再建で知られ、最後の宮大工と言われる西岡常一氏の私の履歴書。ちょうど奈良でどれも見てきたばかりだが、古いもの、詫びたものがよしとされやすい雰囲気の中で、新しく最初に作られたように作る、というのはかなりの信念がなくてはできない。木、それができる山や土と向き合い、古に作られた建物と真摯に向きあってはじめてできることだ。1000年以上もつ建物を作った古代の人々の仕事や考え方と、常一氏の信念や生き様の両方が感じられる。そんな常一氏をつくった祖父常吉氏の人の育て方も心に残る。2010/05/06

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