GLOBOTICS(グロボティクス)―グローバル化+ロボット化がもたらす大激変

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GLOBOTICS(グロボティクス)―グローバル化+ロボット化がもたらす大激変

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532358402
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C0033

出版社内容情報

破壊的変動の先にある未来とは?
農業から工業へ。モノからサービスへ。そして今始まった「グロボスティクス転換」。
国際経済学の大家が、デジタル革命のかつてない衝撃を歴史的な視点から捉える。

「新しい経済の姿を描いた、これまでで最もすぐれた本だ」(ローレンス・サマーズ、ハーバード大学名誉学長、元米国財務長官)


〇グローバル化とロボット化が同時並行で進む経済の潮流が「グロボティクス」だ。それは、従来のグローバル化、自動化とは異なり、変化のスピードが人間の適応力を超えるほど凄まじく速く、そして著しい不公平をもたらす。それがゆえ、人間社会に激的な変化をもたらす。

〇最大の衝撃を受けるのはサービス分野や専門職の仕事だ。デジタル技術が言語、人材の壁を超え、国境の内側に閉じ込められてきたサービスが解放され、一挙に、人材とサービスの世界市場が誕生する。世界各国で経済の70%以上を占めるサービスでグローバル市場が実現すれば、安定的な仕事・賃金によって支えられてきた社会の安定性は危機を迎える。特に、ホワイトカラーへの打撃は痛烈なものとなる。働き手を保護する政策が必要になる。

〇デジタル革命のもとで進む苛烈なグローバル競争のもとで、富の分布は大きく変わる。中間層は崩壊し、不公平感が一挙に高まる。グロボティスへの強い反発がポピュリズムの広がりとともに急速に強まる。政府は何ができるのか。人間はどのような社会をめざすべきなのか。個人が激しく競争する社会か、ローカル色の豊かな、人間的なコミュニティを基盤とする社会か――。

○著者は大きな変動とポピュリズムを背景とする大きな反動を経た後に、より人間的な社会、地域性の豊かな社会が出現すると、ユニークな展望を示す。

〇前作『世界経済 大いなる収斂』で情報通信技術が世界経済をどう変えてきたのかを、経済理論を踏まえて説き明かし、高い評価を得た国際経済学の第一人者が、テレマイグランツ(遠隔移民:RIなどのデジタル技術によるバーチャルな移民)、AI、RPA(ロボットによる業務の自動化)、機械翻訳などのデジタル技術がもたらす経済・雇用・所得分布へのインパクトをとらえ、幅広い読者層に向け、デジタル経済の未来を問う。

内容説明

農業から工業へ。モノからサービスへ。そして今始まった「グロボティクス転換」。国際経済学の大家が、デジタル革命のかつてない衝撃を歴史的な視点から捉える。

目次

はじめに
第1部 歴史の転換、激変、反動、解決(大転換:我々は過去にも経験している;第二の大転換:モノから思考へ)
第2部 グロボティクス転換(グロボティクスを牽引するデジタル技術の衝撃;遠隔移民とグロボティクス転換;自動化とグロボティクス転換;グロボティクスによる破壊的変動;グロボティクスが招く反動とシェルタリズム;グロボティクス問題の解決:人間らしく、地域性豊かな未来;定められた未来はない:新しい仕事に備える)

著者等紹介

ボールドウィン,リチャード[ボールドウィン,リチャード] [Baldwin,Richard]
ジュネーブ高等国際問題・開発研究所教授、経済政策研究センター(CEPR)の政策ポータルサイトVoxEU.orgファウンダー。米マサチューセッツ工科大学(MIT)Ph.D.ブッシュ(父)政権で大統領経済諮問委員会シニア・エコノミストとしてウルグアイ・ラウンド、日米間の貿易交渉を担当。グローバリゼーションに関連して、世界各国の政府、国際機関に助言活動を行う。前著『世界経済 大いなる収斂』は、2016年エコノミスト誌、フィナンシャル・タイムズ紙のベストブックに選出されている

高遠裕子[タカトオユウコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まいこ

12
20世紀、工場や技術が人件費の安い国に流出し、先進国の工場労働者は中間層から転落していったが、そろそろ専門職やサービス業もロボットや遠隔移民との競争にさらされるだろう、と。テレワークできるような仕事は、物価も賃金も安い途上国の大卒者と競争することに。通信技術や自動翻訳がバベルの塔を壊し、先進国に生まれて英語や日本語の話者であることの優位性を奪っていく。知識やスキルはAIに勝てないし、語学を身につけても意味のない時代がもうすぐそこに。国内では賃金0で休みなく働くAIと、国外では途上国大卒と競い合う未来、大変2020/12/26

人生ゴルディアス

4
トマス・フリードマンイズデッド。フリードマンは実際に時代をとらえていたのだろうけど、世界をバラ色に描きすぎていた。本書も転換の果てには素晴らしい未来が待っているだろうが、そこに至るには歴史上類を見ない苦痛が襲い掛かってくるので備えなければならない、と主張する。価値の源泉がかつては土地、今までは資本、今度は知識になった(勉強せよ)。ただ、かつて労働者に求められた腕っぷしから、冴えた頭脳を経て、AIによる自動化を生き残れるのはおそらく温かい心である(人間性。字義のごとく!)、というのはなんだか童話みたいである2019/12/29

四ツ谷

2
ブッシュ(父)政権下では日米貿易の交渉を担当していた著者がグローバリゼーションとロボティクスの観点から今後の雇用破壊について述べている。かつて鉄道が馬車や荷役の仕事を、工場の自動化が工場労働者の雇用を破壊してきたように、今度はホワイトカラーが遠隔移民者(多国間クラウドワーカー)とAIに雇用を破壊される。本書はAIに強い・弱い職種、今後の職種の移行やグロボティクスを調整するにはどうするかなどを行動経済学や心理学を交えて紹介している。産業革命から今後までイメージできるのはなかなかおもしりでした(ヽ´ω`)2019/12/20

Go Extreme

1
大転換→サービス転換→デジタル技術→グロボティクス転換=グローバル化と自動化・爆発的ペースで進行 グローバリゼーション←知識フロー←ICT 早送りボタン<まったく別次元の進化 人間の脳:歩ける範囲で物事理解⇔指数関数的成長 4法則:ムーア・ギルダー・メトカーフ・ヴァリアン 機械学習・コンピューター:従属→認知 新たな4段階:転換→激変→反動→解決 流体化する労働力→サイバー・ハイウェイ グロボット=遠隔移民+認知コンピューター 3つのルール:競争しない仕事を探す・スキルを磨く・人間らしさを強みとする2020/01/20

D A

0
誰かが責任を持たなけれならない仕事をコンピュータ化するのは難しい 守られる仕事は共有、理解、創造、共感、革新、管理が重視される仕事

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