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著者等紹介
末永昭二[スエナガショウジ]
1964年、福岡県生まれ。大衆小説研究家。立命館大学文学部卒。『新青年』研究会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
47
第三巻は大正から昭和初期に花開いたエロ・グロ・ナンセンスを収録。竹中の挿絵も探偵小説に見られるような薄墨の中にあるようなものから、線のはっきりしたものが中心となっている。それでも一目で竹中英太郎とわかるのは流石。収録されている作品群であるが、ナンセンスは……ホントこれわからない。横溝正史こういうのも書いていたんだ。エロとグロは変格探偵小説にも近いものがあり、大いに楽しめたけど。「豚と緬羊」「奇怪な剥製師」等が好み。小説と共に挿絵を堪能できるシリーズ、願わくばもう少し竹中英太郎を見てみたかったものである。2016/11/12
保山ひャン
2
昭和3年〜8年に発表された、いわゆる低俗な大衆向け読み物から、竹中英太郎が挿絵をつけたものをセレクト。水谷準、横溝正史、徳川夢声のコントからはじまり、夫の分身に翻弄される「嬲られる」三上於菟吉、人体合成手術「奇怪な剥製師」大下宇陀児、中野江漢「世界人肉料理史」、エキゾチックな作品に、「のぞきからくり」水谷準、ゴミ箱の中で女性の捨てる紙屑を待ち受ける「豚と緬羊」石浜金作など。渡辺文子「復讐の書」はドロドロ過剰でメチャクチャ面白かった。2017/02/11
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