出版社内容情報
優等生はもういらない。
開講5年目にもかかわらず、各国の名門大学からの
注目を集める軽井沢の高校で行われていることとは・・・?
◆開校5年にも関わらず、日本のいわゆる有名な国公立、私立の大学だけでなく、オックスフォード、スタンフォード、ダートマスといった海外の有名大学が視察にくる高校が軽井沢にあった。ISAKの教育は、従来の暗記が中心の偏差値に重きをおいたものではない。職業が細分化し、価値観の多様化が止まらないこれからの社会の中で生き抜くために必要な、コミュニケーション能力、リーダーシップ、語学力を鍛えているのだ。
◆ISAKでの教育の軸にあるのは、「問いを立てる」「多様性を生かす」「困難に挑む」の3つの力だ。これらの要素は、高校生のみならず、これからの世界で生きて行くために誰もが必要とされる力だ。ISAKではこれらの力を伸ばすために、「山に登ること」「自分を知るための時間」など、国内の学習指導要領に沿いながらも、通常の高校教育とは少し変わった教育を行っている。
「自分を知るための時間」には、高校1年生から3年生までステップを踏みながら、自分の好きを突き詰め、社会とのニーズを合致させるところまで行う。本書では、これらの授業のエッセンスを初公開し、読者が自分の生活に取り入れられるように、エクササイズの形で提供する。
◆著者が理事を勤める全寮制の私立国際高校「ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)ISAKジャパン」が軽井沢町に開学して5年目になった。ここには、世界73カ国・地域の190人の生徒が集まり、7割の生徒が給付型の奨学金を受け取っている。奨学金により、富裕層に限定されない多様な生徒が集まり、世界の縮図の教育を生で体感することができる。
内容説明
開校6年でアジアトップ10の全寮制高校に各国の有名大学が続々と視察。米国のアイビーリーグに相次いで進学する卒業生…。80ヵ国から生徒が集まる学校の「人生を変える授業」とは?
目次
プロローグ その「不安」の正体は?
第1章 自分の声に耳を傾けてみませんか?
第2章 一歩前へ踏み出してみませんか?
第3章 真の多様性とは何でしょうか?
第4章 「あきらめない」は特別な能力?
第5章 「自分らしく生きる」とは?
エピローグ 動けば何かが見えてくる
著者等紹介
小林りん[コバヤシリン]
学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン代表理事。経団連から全額奨学金をうけて、カナダの全寮制高校に留学中、メキシコで圧倒的な貧困を目の当たりにする。その原体験から、大学では開発経済を学び、国連児童基金(ユニセフ)のプログラムオフィサーとしてフィリピンに駐在。ストリートチルドレンの非公式教育に携わるうち、リーダーシップ教育の必要性を痛感する。帰国後、6年の準備期間を経て、2014年に軽井沢で全寮制国際高校を開校。17年にユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)へ加盟し、現在の校名となる。東京大学経済学部卒、スタンフォード大学教育学修士。15年、日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー大賞」。17年、イエール大学グリーンバーグ・ワールド・フェロー。19年Ernst&Young「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤージャパン大賞」など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にわけい
Go Extreme
Hiroyuki Asano
emma
ヤマタカ