出版社内容情報
フランス語最古の資料『ストラスブールの誓約』。歴史家ニタールによるラテン語の記録の中に、わざわざ「俗なることば」でなぜこれがしるされたのであろうか。その意図の裏に著者が見るのは、ドイツ、イタリアに対するフランスという国家を創設するための、言語を利用した一種の政策であった。
内容説明
フランス語最古の資料『ストラスブールの誓約』。歴史家ニタールによるラテン語の記録のなかに、わざわざ「俗なることば」でなぜこれがしるされたのであろうか。その意図の裏に著者が見るのは、ドイツ、イタリアにたいするフランスという国家を創設するための、言語を利用した一種の政策であった。
目次
第1章 さまざまな起源の問題
第2章 いつからフランス語は話されるようになったのか
第3章 ドキュメントとモニュメント
第4章 政治的なモニュメント
第5章 フランス語の最初のテクスト化