デジタル・ビジネスモデル―次世代企業になるための6つの問い

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デジタル・ビジネスモデル―次世代企業になるための6つの問い

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532322489
  • NDC分類 336.57
  • Cコード C0034

出版社内容情報

自社に最適なデジタル・ビジネスモデルを6つの問いに答えて探せ!MITの人気教授がトランスフォーメーションの実際を解説。■あなたの会社はどのようなデジタルトランスフォーメーションをどれぐらいまで目指せばよいのか?
6つの問いを自社にあてはめて考えながら読み進めるうち、デジタル化の成功モデル4類型のどれを目標とすべきかがわかる。斯界の大御所でMITの教授を務める著者が、豊富な企業事例に基づき、一般向けにわかりやすく解説。

■6つの質問とは以下の通り。
1.脅威:あなたの会社のビジネスモデルに対して、デジタル化がもたらす脅威はどれほど大きいか
2.モデル:あなたの会社の未来には、どのビジネスモデルがふさわしいか
3.競争優位:あなたの会社の競争優位は何か
4.コネクティビティ:「デバイスやヒトとつながって(コネクトして)学びを得る」ために、モバイル技術やIoTをどのように使いこなすか
5.能力:将来のためのオプションに投資するとともに、必要な組織変革の準備をしているか
6.リーダーシップ:変革を起こすために、すべての階層にリーダーとなる人材がいるか?

■デジタルビジネスモデルの成功モデルをフレームワークによって4つの類型に分けると以下の通り。
1.サプライヤー:他の企業を通じて販売する生産者(例:代理店経由の保険会社、小売店経由の家電メーカー、ブローカー経由の投資信託)
2.オムニチャネル:ライフイベントに対応するための、製品やチャネルを越えた顧客体験を創り出す統合されたバリューチェーン(例:銀行、小売、エネルギー企業)
3.モジュラープロデューサー:プラグ・アンド・プレイの製品やサービスのプロバイダー(例:ペイパル、カベッジ)
4.エコシステムドライバー:エコシステムの統括者。企業、デバイス、顧客の協調的ネットワークを形成して、参加者すべてに対して価値を創出する。特定領域(例えばショッピングなど)において多くの顧客が目指す場所であり、補完的サービスや、時にはライバル企業の製品も含め、よりすばらしい顧客サービスを保証する(例:アマゾン、フィデリティ、ウィーチャット)

■本書で挙げる企業事例は、エトナ、アマゾン、BBVA、オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)、DBS銀行、ダンキンドーナツ、フィデリティ、ガランティ銀行、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ペイパル、P&G、シュナイダーエレクトリック、セブン-イレブン・ジャパン、USAA、ウールワースなど

序 章 次世代企業の構築

第1章 デジタル化がもたらす脅威と事業機会とは何か

第2章 あなたの会社の未来にふさわしいデジタル・ビジネスモデルはどれか

第3章 デジタル競争優位を生み出すものは何か

第4章 モバイルやIotを使ってどのようにつながるか

第5章 あなたの会社には自社を改革する能力があるか

第6章 あなたの会社に変革を起こすリーダーシップはあるか

終 章 本書を振り返っての整理

ピーター・ウェイル[ピーターウェイル]
著・文・その他

ステファニー・L・ウォーナー[ステファニーエルウォーナー]
著・文・その他

野村総合研究所システムコンサルティング事業本部[ノムラソウゴウケンキュウショシステムコンサルティングジギョウホンブ]
翻訳

目次

序章 次世代企業の構築
第1章 デジタル化がもたらす脅威と事業機会とは何か
第2章 あなたの会社の未来にふさわしいデジタル・ビジネスモデルはどれか
第3章 デジタル競争優位を生み出すものは何か
第4章 モバイルやIoTを使ってどのようにつながるか
第5章 あなたの会社には自社を改革する能力があるか
第6章 あなたの会社に変革を起こすリーダーシップはあるか
終章 本書を振り返っての整理

著者等紹介

ウェイル,ピーター[ウェイル,ピーター] [Weill,Peter]
BE、MBA、MPhil、PhDを持ち、マサチューセッツ工科大学スローン経営学大学院情報システム研究センター(MIT CISR)の主任教授を務めている。MIT CISRは、デジタル時代に成功を収めるための変革方法に関する研究および企業との連携を行っており、世界中に企業会員約100社を有している。企業会員はMIT CISRが実施する研究について、活用・意見交換・支援を行っているほか、調査活動に参加している。研究対象は主に、企業とそのエコシステムにおけるデジタル化の役割、価値、ガバナンスである。米国メディアのジフ・デイビスが選ぶ「IT業界で最も影響力のある100人」で、学術界では最高位の24位に選出された

ウォーナー,ステファニー・L.[ウォーナー,ステファニーL.] [Woerner,Stephanie L.]
MBA、MA、PhDを持ち、MIT CISRのリサーチ・サイエンティストを務めている。経済のデジタル化に伴う組織変革を企業がどのように成し遂げるのかを主に研究している。コネクティビティや顧客体験といった評価が難しいデジタルファクターを測定し、企業業績と関連づけることに強い情報を傾けている。スタンフォード大学経営大学院で組織行動学のPhDを取得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

9
デジタル化された世界で成功するには、あらゆる規模の企業がビジネスモデル、従業員、組織構造、重要なコンピテンシー、企業文化を含めて自社を改革し、組織に大幅な変更を加える必要がある。簡単に述べれば、あなたの会社が顧客と良い関係を作れるかは、顧客とやりとりするためのデジタル的な方法を新しく創り出せるかどうかにかかっている。デジタル技術によって実現できる新しく魅力的な何かを顧客に提供し、顧客が訪問したいと思う場所を創り出すことで、自社の事業を差別化する事である。我々はこのプロセスを、次世代企業の構築と呼んでいる。2018/12/27

なかむ

3
デジタル化でまよう企業には良い教科書になりそうだ。デジタル化は起こるかどうかではない、いつどのように起こるか?であり、今後10年の成長を運命付けるものだろう。ではデジタル化は何につながるのか?それは革新的で優れた顧客体験と、業務効率の簡素化自動化からなる二刀流だ。その目的に向け、デジタル化を如何に進めるか?最終顧客についてのナレッジと、ビジネスデザインの二軸から、4軸にプロットを分けることで現状の立ち位置の理解と今後向かうべき方向性を示している。学ぶ内容は盛りだくさんの本だった。2019/01/29

Mikio Kitayama

2
今はやりのデジタルトランスフォーメーションについて、自己診断ができるチェックリストが付いていたり、自社のどの段階にあるかわかりやすいようにフレームワーク化されている。デジタルビジネスモデルフレームワークの解説として、分かりやすい本2019/12/13

Hiromu Kanazawa

1
サプライやー、オムニチャネル、モジュラープロデューサー、エコシステムドライバーの四象限にわけることで企業のポジショニングと行き先を記した本。訳しかたが微妙なせいか、上記以外はすっと頭にはいってこない。2018/11/28

Kei

0
デジタルとの融合を果たした次世代企業と成長していくためには何が必要か、そして現在地はどこなのか。いくつかのフレームで語られる分析は切れ味もよく小気味良い。一方で理想とするゴールまでの道のりは長く、製造業や金融業など、業種による違いもあり、総論賛成各論反対の様相もある。①機会と脅威、②相応しいモデル、③競争優位、④どうつなげるか、⑤改革能力はあるか、⑥リーダーシップはあるかの6段階の思考ステップは良くまとまっているので自社での検証を進めたい。 ☆☆☆☆2022/11/07

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