出版社内容情報
世界をリードする戦略コンサルファームが総力をあげて予測! AI、シェア経済、デジタル化などがもたらすインパクトを描き出す。
内容説明
「グローバリゼーション」の新フェーズとは「デジタルトランスフォーメーション」の成功手法とは競争戦略としての「ダイバーシティ」とは「アジャイル」による働き方改革とは―BCGのコンサルタントが「13テーマ」を解説!
目次
1 デジタル化が変える競争戦略(デジタルトランスフォーメーション、「日本企業ならでは」の成功手法とは;真の「デジタル・マーケティング」へ―デジタルだからこそできるマーケティングとは;AI―一大ブームから、いよいよ実用段階へ;破壊的技術、ブロックチェーンにどう備えるか)
2 人手不足・少子高齢化時代を生き残る(世界で進む少子高齢化―人口構造の変化は日本企業にどんな意味を持つか;アジャイルによる働き方改革―チームから組織全体に浸透させるために必要なこと;バリューベース・ヘルスケアの衝撃―日本の医療システムの救世主となるか?;競争戦略としてのダイバーシティ)
3 ディスラプト(断絶)後の勝者の条件(新ステージに入ったグローバリゼーション;「つながる時代」のビジネスモデル・イノベーション―4つのレイヤーで競争の構図を理解する;「M&Aレベル3」の時代へ―単なるシナジー追求を超え、組織活性化をめざせ;シェアリング・エコノミー―自らのビジネスにどう取り込むか検討すべき;「値上げは悪」からの脱却―顧客の感じる価値を軸にプライシングモデルを組み立てよ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
g.t
6
少し前の本だが譲り受けたので通読。 2年たった今、既に定説になりつつある項目もある。 働き方、業務プロセスを変えていく上では重要な考え方がつまった一冊。2020/05/28
葉
4
BCGは憧れだ。顧客体験の進化・革新的な製品の開発・ビジネスプロセスの革新・デジタル変革と実行力の獲得の領域の取り組みがあるデジタルトランスフォーメーションはスピードを優先しない日本に一石を投じている。新聞の広告はアメリカでは2012年から2020年で14%も減少する一方、その分以上にインターネット広告が伸びるらしい。ブームよりも実用段階に進む方が重要。アバウトな問いかけに細分化して答えが導かれているのがBCGらしい。2017/12/27
人工知能
3
読みごたえ十分。AI、ブロックチェーン、アジャイル、ダイバーシティ、グローバリゼーション、M&Aなど最新の論点について鋭く語る。特に日本の企業に対しては海外の企業と前提条件や環境が異なるので、どのようにして取り込んでいけば良いかという観点で書かれている記事が多く、この点において非常に参考になる。デジタルマーケティングを例にとってみると、ただ広告がデジタルになるのではなく、IoTやビッグデータを駆使してパーソナリゼーションを目指し、その人その人の琴線に触れるようなものを提案できるかどうかがミソになってくる。2018/01/08
けいちゃん(渡邉恵士老)
3
「経営の論点」とあるが、各テーマが概要レベルまでの解説までしかなく、深掘りするには他の専門書が必要になるので、あくまでも「コンサルが語る経営の論点」といった内容である。例えば、ブロックチェーンについては技術的な解説はほぼなく、それによるインパクト、発生しうる事象に観点を絞って書かれている。 正直、各章で内容の深さレベルの差は否めないが、個人的には「バリューベースヘルスケアの衝撃」がとても勉強になった。 手広く最新の話題を知るために、とても勉強になる一冊。2017/12/31
kiki
3
この本に限らず「未来はこうなると!」と提言する本は、自身がどれくらい事前に想像できていたかの力試しとして読むようにしています。まぁ、完敗だったのですが(笑)ブロックチェーンは金融だけの話ではないと分かったことが一番の収穫でした。2017/12/01