内容説明
知られざる「タカラヅカOG」のリアルライフ。「情報量の多いおじさん役者」が退団後2週間でサラリーマンに!タカラヅカと一般社会のギャップにおののきながら、タンバリン片手に突き進む。地上に降り立った元タカラジェンヌ、右往左往のセカンドキャリア!
目次
第1幕(「元」タカラジェンヌとしての第一歩;転職したらプロデューサーになった件;SNSデビューと恐るべき議事録 ほか)
第2幕(フリーランス・天真みちるの誕生;書けるの?書けないの?どっちなんだい!;フリーランス・テンマの日記―自由と地獄の輪舞曲 ほか)
フィナーレ(エリザベート・ガラ・コンサートへの道のり;稽古場日記―アニバーサリーバージョン;稽古場日記―フルコスチューム・スペシャルバージョン)
著者等紹介
天真みちる[テンマミチル]
2006年宝塚歌劇団に入団、花組配属。老老(若は皆無)男女幅広く男役を演じる。また、タンバリン芸でも注目を集める。2018年10月に同劇団を退団。2021年「たその会社」設立。代表取締役を務め、「歌って踊れる社長」に。舞台、朗読劇、イベントなどの企画・脚本・演出を手掛ける傍ら、自身もMCや余興芸人として出演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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くさてる
25
宝塚を退団したあとのタカラジェンヌはどんな人生を歩むのか?軽くて読みやすい文章ですいすいと楽しく読まされる内容だけど、実際に直面する様々な困難は、なかなかにシビアなもの。しかし、宝塚という才能と努力、運といった様々な要因の中で活躍で来た人には、やはり備わったものがあるのだなと思いました。この本のなかにも何人もの元ジェンヌが登場するけれど、みなさまそれぞれに人生を懸命に生きている。多くの人を舞台で楽しませてきた彼女たちの第二の人生に幸あれと強く思います。2023/07/05
aiaimo`olelo
22
天真みちるさん2作目。やっぱり好き、タソさん(天真さんの愛称)の言い回し!「見たくなくてもあなたの瞳にダイビング!元花組の視線ドロボウ天真みちる」なだけでなく、歌って踊れる会社員、そして歌って踊れる社長になった言葉使いの巧みな言葉マジシャン天真みちるさん。笑いに次ぐ笑いで、腹を抱え 頬を挟み ハンカチタオルを鼻にあて 家族みな寝静まった深夜に「…っぐふふ」という変な笑い声を漏らし 我も共に『EXCITER!!』を歌い踊り狂い家族の不評を買い そして読了。楽しかった! もっとタソさんの言葉に触れたいです。2023/09/19
BECHA☆
8
たそさんエッセイの続きが出ました❣。気付きと反省もさることながら、やっぱりどんな世界でも頂上(この場合は宝塚歌劇団に組子として在籍された)を極めた方々は、次のステージに進まれても応用が効くんだなぁと溜息。今後ますますのご活躍とお幸せを私なんかが祈らんでも、しなやかに輝いてご活躍されていかれるわ、と確信しました。2023/05/14
才谷
4
宝塚退団後、慣れない仕事に就きつつも素早く転身、自分のゆく道を切り開いていくバイタリティーに驚く。2023/06/28
ニャンゴロウ
3
退団しても宝塚だった方は才と運を持っている。そういう人がめちゃめちゃ努力するのだから最強だ。前に進もうとするパワーがハンパなく、笑いとともに発する謙虚さにもひたすら感心した。いや、すごい!2023/09/12