燃えない電池に挑む!―69歳からの起業家・吉田博一

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532321284
  • NDC分類 572.12
  • Cコード C3034

出版社内容情報

安全で燃えない電池を作る! 元住友銀行副頭取から69歳で起業。エリーパワー社長、吉田博一のリチウムイオン電池開発物語。燃えない電池に余生を賭ける!
遅咲きの起業家・吉田博一とリチウムイオン電池の物語

■リチウムイオン電池に思いを託し、69歳で起業した元バンカー
スマートフォンから電気自動車、再生可能エネルギーまで様々な蓄電に使えるリチウムイオン電池。大量のエネルギーを蓄えるため、発火のリスクが高い。そのリチウムイオン電池に安全性を兼ね備え、さらに大型化した製品を開発する大学発ベンチャー「エリーパワー」を興したのは、元住友銀行副頭取で当時69歳の吉田博一だった。吉田は元バンカーならではの人脈を駆使し、大企業からの出資を募った。住銀を退いた後、慶応大学のEV開発プロジェクトに資金集めで協力し、開発成功につなげた。
■安全性を最優先させたリチウムイオン電池
吉田にはCO2の排出抑制には再生可能エネルギーや電気自動車の普及が欠かせず、高性能の大型蓄電池が必要になるという確信があった。蓄電の性能向上や軽量化だけでリチウムイオン電池の優劣を決する時代は終わろうとしている。EVはこれから本格的な普及期を迎え、安全性最優先は時代の要請だ。これを先取りし、破損しても燃えたり、COを噴き出したりしないリチウムイオン電池の事業化に余生を賭けた。
■エリーパワーの技術開発の苦闘
2008年、富士フイルムホールディングスによる買収が決まった富山化学工業出身の真田秀夫氏に声をかけ、医薬品製造の思想で電池生産ラインを構築。他に類例のない方式での製造は、全工程が企業秘密で行われた。生産ラインにいるのは電機や科学系の生産技術者だけ。電池のエンジニアはいない。ところが吉田の素人の発想が独自構造を生み出す突破口となり、燃えずに電気を供給し続ける大型蓄電池を生み出すことに成功。早速米軍関係者や自動車メーカーが接触してきた。

第1章 始まりは電気自動車

第2章 商機はバッテリーにあり

第3章 燃えない蓄電池の開発史

第4章 リチウムイオン電池の攻防

第5章 遅咲きのアントレプレナー

第6章 バッテリーに託す夢

竹田 忍[タケダシノブ]
日本経済新聞編集委員
1959年大阪府生まれ。83年、神戸大学経済学部を卒業後、日本経済新聞社入社。松本支局長、東京本社編集局産業部次長を経て、大阪本社編集局編集委員。製造業の国際競争力をテーマに継続的に取材。最近はイノベーションによる産業活性化と、太陽光発電やリチウムイオン電池、原子力などエネルギー関連を集中的に取材している。

内容説明

定置用蓄電システム、二輪車始動用バッテリー、電気自動車―安全な蓄電池に思いを託し、69歳でエリーパワーを創業した元バンカーの物語。

目次

第1章 始まりは電気自動車
第2章 商機はバッテリーにあり
第3章 燃えない蓄電池の開発史
第4章 リチウムイオン電池の攻防
第5章 遅咲きのアントレプレナー
第6章 バッテリーに託す夢

著者等紹介

竹田忍[タケダシノブ]
日本経済新聞編集委員。1959年大阪生まれ。83年、神戸大学卒業、日本経済新聞社入社。大阪本社編集局社会部、経済部、東京本社編集局産業部で記者、編集委員を務める(コンピューター、エレクトロニクス、機械、エネルギー、建設、医薬、関西財界の各分野を担当)。製造業の国際競争力、イノベーションによる産業活性化、太陽光発電やリチウムイオン電池、原子力などのエネルギー関連が最近の取材テーマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kishi

21
電池の高性能化は社会に大きなイノベーションをもたらすと思います。三井住友銀行の元副頭取が多大なリスクを負って安全なリチウムイオン電池のベンチャー起業を立ち上げ、しかもちゃんと成長しているというのは、人生とか世の中というものには夢があるなぁと思わされます。2019/02/02

読書ニスタ

4
世界の最先端にあるはずの製品が、69歳のベンチャーから生み出されたとは。昭和の時代の物語を彷彿とさせながらも、確かな経営理論と、無数の電池技術、情報漏洩対策。ますます、エリーパワーの製品が、活躍することを望む。著者の力量もすごかった。2018/12/16

Kentaro

3
ダイジェスト版からの感想 出来ない理由をいくつも並べ立てても1銭の利益にもならない。ソニーでパスポートサイズの8ミリビデオカメラ開発が俎上に上がった時、「そんなに小さくするのは不可能だ」と開発陣は猛反対した。開発プロジェクトのリーダーだった森尾稔はできない理由を挙げるエンジニアを次々とチームから外していった。「こうやれば出来るかもしれない」「ここを工夫すれば乗り切れるかもしれない」と話す者だけを残した。燃えない電池をどうするか、自分のアイデアでは時間がかかると100万円の社長賞で高速化のアイデアを募った。2018/03/15

ミッキー

2
リチウム電池の現況を纏めてあり参考になりました。経営者の判断やマネジメントへのツッコミが不足しているのは課題。2017/02/05

takao

1
ふむ2021/05/07

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