講談社現代新書<br> となりの陰謀論

個数:
電子版価格
¥935
  • 電子版あり

講談社現代新書
となりの陰謀論

  • 提携先に18冊在庫がございます。(2025年07月15日 02時03分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065401354
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0236

出版社内容情報

トランプは「闇の政府」と戦っている!?
オバマもバイデンもすでに処刑された!?

陰謀論はどこで生まれるのか。
そして、なぜ信じてしまうのか。

現代世界を蝕む病の正体を、気鋭のメディア研究者が明かす!


「陰謀論を生み出し増殖させるのは、人間の中にある「この世界をシンプルに把握したい」という欲望と、何か大事なものが「奪われる」という感覚です。これらの欲望や感覚は一部特定の人間だけが持つというよりは、社会状況に応じて誰の中にも芽生えてくるものだからです。
 本書を通じて、陰謀論が誰にでも関わりのある身近な問題であり、それゆえ現代社会の抱える根源的な諸課題と深いところでつながっていることへと思いを馳せてもらえるのであれば、筆者としては望外の喜びです。
 陰謀論は非常識な「彼ら/彼女ら」の問題ではなく、現代を生きる「われわれ」自身の問題であることに気づくことが、「陰謀論が支配する社会」という最悪のシナリオを回避するための肝心な一歩だと思います。」  ――「はじめに」より


【本書の構成】

はじめに
第一章 陰謀論とは何か
第二章 陰謀論が生む「パラレルワールド」
第三章 「陰謀論政治」はなぜ生まれるのか
第四章 陰謀論を過小評価してはならない
おわりに


【本書の内容】

・「パラレルワールド化」する世界
・陰謀論は「誰もが持っている」
・トランプとヒトラーの手法の共通点
・陰謀論を拡散する「意外な犯人」
・秘密結社「フリーメイソン」と陰謀論
・アメリカの「不正選挙陰謀論」はなぜ拡散したか?
・自尊心を支える「陰謀論的思考」
・トランプが惨敗した「屈辱の夜」
・アメリカの病を映し出す「あるベストセラー」
・日本に忍び寄る「陰謀論政治」のあやうさ
・「陰謀論による支配」を回避するために 
・馬鹿げた陰謀論ほど恐ろしい効果を生む       ……ほか





【目次】

はじめに
第一章 陰謀論とは何か
第二章 陰謀論が生む「パラレルワールド」
第三章 「陰謀論政治」はなぜ生まれるのか
第四章 陰謀論を過小評価してはならない
おわりに

内容説明

トランプは「闇の政府」と戦っている!?オバマもバイデンもすでに処刑された!?どこで生まれるのか?なぜ信じてしまうのか?「パラレルワールド化」する世界。陰謀論は「誰もが持っている」。トランプとヒトラーの手法の共通点。陰謀論を拡散する「意外な犯人」。現代世界を蝕む病の正体を気鋭のメディア研究者が明かす。

目次

第一章 陰謀論とは何か(「偶然の一致」とは思いたくない;トランプ大統領候補の「奇跡の一枚」 ほか)
第二章 陰謀論が生む「パラレルワールド」(パラレルワールドとの邂逅;Qアノンが待望した「嵐」 ほか)
第三章 「陰謀論政治」はなぜ生まれるのか(トランプの「惨敗」;「ヒルビリー」の世界 ほか)
第四章 陰謀論を過小評価してはならない(ある哲学者の悔恨;解き放たれた陰謀論の欲望 ほか)

著者等紹介

烏谷昌幸[カラスダニマサユキ]
1974年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

96
最近の世界状況(特にアメリカ)を陰謀論という観点から分析してわかりやすく解説してくれます。とくにトランプがらみではヒトラーの例を出しています。このような状況になったのはアメリカの国民の意向もあるのでしょうが、やはりSNSなどの情報拡散手段が進んでいることも関係しているのでしょう。まああと3年もすればトランプも退場していくのでその後はどうなるかわかりませんが、日本の今後の選挙を含めた政局に同じような動きが起こらないとは限らないと思います。2025/07/07

HANA

61
陰謀論の入門書として最適。基本的に現代アメリカの陰謀論を主体に解説しているのだが、第一章では陰謀論が総体的に扱われ、第二章では現代アメリカにおける陰謀論、そして第三章ではそれが生まれて来た背景と章立てされているので極めて分かりやすい。とはいえ読んでいて面白いのは第二章と第三章。繁栄から取り残された人々と彼らを見ようともしないリベラル、そこを上手く掬い取ったトランプとよく聞く図式だけど、本書だと陰謀論が生まれる過程がそれによって上手く説明されてるなあ。分断を埋めるべく様々な提言があるが、もう戻らないと思う。2025/06/25

Roko

32
トランプ大統領が再選されて以来、アメリカから発信されるニュースはとんでもないことばかり。不法移民の強制送還という名のもとに不法でない人まで送還、逮捕したり。関税をアップすると言い出したかと思えば、突然下げると言い出す始末。大学への助成金をカットすると言い出したり。そんなトランプが実に上手く使っているのが「陰謀論」です。そんな訳ないだろうという話を支持者たちは信じているのだから、傍から見ているとバカバカしく見えるけれど、そうなるにはちゃんと理由があります。#となりの陰謀論 #NetGalleyJP 2025/06/20

アメヲトコ

14
2025年6月刊。トランプのアメリカを中心として、現代世界における陰謀論の現状とその背景について考察した一冊です。巷にあふれる陰謀論の内容そのものはかなり馬鹿げたものが多いのですが、それを馬鹿にして過小評価することで、陰謀論の背景にある被害者意識と剥奪感覚を見落としてしまうという著者の指摘は重要でしょう。そして今じわじわと広まりを見せる某陰謀論政党の現状を見る限り、日本にとっても全く対岸の火事ではないのです。2025/07/02

13
なぜ共和党支持者がこうも頑なに「盗まれた選挙」を信じているのか、トランプ支持者たちが事実無根の政敵ネガキャンを受け入れるのか、どうにも感覚と理解が追い付かず、座りの悪い気持ちでいたが、本書を読んで少しは分かったような気がする。ある意味で信者である人たちには、どれだけファクトチェックの結果を突き付けても、認識論的権威が通用しないので響かない。結局ひとは信じたいものを信じるけれど、聞く耳を持たなくなる前の段階で各人の不満と鬱屈をどう緩和していくのが重要。2025/07/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22681606
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品