内容説明
不祥事発覚!まず何をすべきか?無意識の一言、一瞬の表情が“命取り”になる。平時の対応から謝罪の仕方まで、現場を知る弁護士だから語れる超実践ノウハウ。
目次
第1章 世間の「反感」は企業の致命傷!
第2章 「反感」から「好感」へ―好感を得られるような企業の「本質」を備える
第3章 なぜ広報が必要なのか「伝える決意」
第4章 「初期対応」が会社の死命を制する
第5章 危機管理広報のポイント「伝える技術」
第6章 リーガル・チェックの必要性
第7章 記者会見の準備
第8章 記者会見の実際
著者等紹介
中島茂[ナカジマシゲル]
中島経営法律事務所代表。弁護士。弁理士。1977年東京大学法学部卒。1979年弁護士登録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kazuo
5
企業事件発生時の、記者会見の実務について書かれてた本。(記者会見は)「代表者が直轄で行うべきであり、トップの明確な「伝える決意」と、戦略論、経験、ノウハウに裏打ちされた「伝える技術」が必要なのです。」とする。具体的な会見準備、記者会見での注意事項を教えてくれる。見落としがちな司法当局の動きや、社内広報の重要性にも言及している。また、「企業広報を一言で言えば、企業の体質を世間に正確に伝えることです」とする。つまり一番大切なことは、日頃からいかに企業文化を鍛え上げるか、ということ。極めて難しい課題である。 2016/01/09
mk
1
アドバイスの具体性がぐっとくる。狭い部屋は緊迫感を与えるので広い部屋を使いましょうとか、捜査が入っているときでもノーコメントではなく「捜査を妨害しない限度で調査・発表に尽力します」がいいとか、誤報への対処は記者に説明を尽くして納得してもらうのが一番だったとか。◆消費者等のためにがんばることを前提に、がんばってますよアピールを上手くやることが大事。マスコミ報道の印象はかなり怖いので、記者に誤解されないこと、記者の機嫌を損ねないことが大事。2012/03/13
neti2
1
企業の危機管理広報について。非常に実践的内容。アイム・ソーリー法の件など、法律実務経験と知識に裏付けられてもいる。近年の事例も多くイメージがわく。企業名をあいまいにしているものも多いがどうせ分かってしまうのだからかえって不自然。2009/04/26
Masa03
0
なんでこんな本、支社にあるんだろ笑 これだけ多くの企業が存続する以上、不祥事はなくならない。 そして、不祥事が発覚する度に開かれる記者会見。 そこでの記者たちの、ひいては一般消費者からの顰蹙を買わず、経営を改善する好機にできるような会見を開くためにどうすれば良いかを、豊富な実例を元に解説している本。 某(笑)乳業製品大手の、私は寝てないんだ、発言とか、懐かしい話がたくさん載っています。 支社には広報部門がないのに何故これが置いてあるかは謎なものの、知識としてはなかなかためになったなぁ、という感じ。2016/01/15
うわらば
0
謝罪会見いかに開くべきか?というハウツー本。事例と改善点を具体的に述べていて分かり易かった。ポイントは○迅速に開く○分からないことは言わない○謝罪と原因と再発防止をきっちり言う○記者を怒らせない○「こっちも被害者だ」とか言わない……自分が謝るのに失敗したと思った時の事を思い出すと大体あってる2013/11/26
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- 和書
- 星落ちて、なお