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日経文芸文庫
花と火の帝〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 440p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532280024
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

天皇の隠密の存在を突き止めるため次々に幕府が放つ刺客。「殺してはならない」という後水尾帝の言葉に縛られながら、岩介はその術と知恵で、それらを悉く跳ね返していく。朝廷への圧迫を強める2代将軍・秀忠への対抗策として、帝は、遂に女帝への譲位を決断する…

著者等紹介

隆慶一郎[リュウケイイチロウ]
小説家(時代小説作家)・脚本家。1923年、東京市赤坂区生まれ。本名・池田一朗。旧制同志社中学、第三高等学校を経て、東京大学文学部仏文科卒。本名で脚本、隆慶一郎で小説を執筆していた。1989年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つねじろう

41
やっぱりいいわ。世間一般的にはマイナーな秀忠と後水尾天皇でここまで縦横無尽、変幻自在、愉快痛快にストーリー展開が出来るなんて、さすが隆慶一郎。あんたようそんなに、次から次へと見て来た様な嘘がつけますなあって感じ?(お公家風)それでいて全然嫌味なく、もっと飛んでって行くとこ迄行ってくれと云う気持ちになる。山田長政は出て来るしインド人も登場。ペルシャ人が出て来た日にゃもうニヤついてしまった。ニヤついた所でこの物語は終わる。本当に残念だ。続きを書ける人はなかなか居ないかなあ、なんか悔しいよ。2013/11/04

シン

13
わかってはいたものの、続きが読めないのは非常に残念です。でも、続きを書きたくても書けなかった隆さんは無念だったでしょうね。今回初めて隆さんの作品を読みました。他の作品もどんどん読みたいと思います。2014/04/12

🐾ドライ🐾

12
しぶとく、抜け目ない家康に対して、2代目秀忠は狡猾で単純にイヤな奴として描かれる。悪役として仕立てる前に、極端に娯楽性が強まり話の方向が定まらなくなったような展開(作者の体調がよくなかったか編集の方針か…)。猿飛佐助、霧隠才蔵、風魔衆たちを仲間に、敵は宗矩を筆頭とした柳生一族。面白かったけどヒマラーヤで修行した印度人(主人公の兄弟子)とかはよくわかりません🤯岩介が相手の心を読むとか念話などはいいけど念力移動(テレポーテーション)はやり過ぎちゃう?娘もスゴい能力もってるし😬強敵となりそうな者たちと→2019/11/06

woo

10
読んだとばかり思ってたら読んでなかった、ラッキィ♡相変わらず引き込まれますが、実はこれ未完作だったんですねぇ(汗)でも充分楽しめます♪2018/01/02

たなかか

9
どんどん 忍法帖みたいな振れながらも この人らしい話 我儘な天皇も 「人を生かすのこそ王道。断じて王道が人を殺すことはない。」文化で幕府と対抗する。権力はないけど1000年以上の王室の秘密はこんな所にあるのかな? 早世悔やまれる。2020/07/12

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