内容説明
傷心を抱えてドイツに渡った郷誠之助は、突如発憤して哲学博士号を取得し帰国。実業界に転身し、倒産寸前の会社を幾つも再建し、財界のまとめ役としての地位を固めていく―人間の心の成長のあり方を問うた傑作。
著者等紹介
小島直記［コジマナオキ］
１９１９年福岡県八女市生まれ。東京大学経済学部卒業後、海軍に入り、主計大尉で終戦。戦後、旧制中学教師、ブリヂストンタイヤ勤務等を経て、文筆活動に入り、明治以降の政財界人を取り上げた独自の伝記文学の世界を築く。２００８年没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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しなじい
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本書は「渋沢栄一と並ぶ財界の巨人」の伝記小説ではあるが、主人公がその経営手腕をふるい大活躍をするというシーン・描写は終盤まで待たねばならない。そこに至るまでの放蕩や乱暴ぶりは、実は主人公自身の大なる苦悩のなかの主人公なりの模索の結果だと思う。2014/05/11
tancoburi
0
男の中の男。2012/06/30
