出版社内容情報
デザインユニットCOCHAEの最新刊 紙を折って切る『折紙細工』の先駆者、中島種二の作品がカワイイ形と色とデザインで復活
中島種二は、戦前に折紙細工の本を数冊出版した謎の多い人物。
紙を折った後、切れ目を入れてさらに折ることで
折紙ではできないユニークで大胆な形を生み出しました。
作品はどれも戦前に考えられたものとは思えないほどかわいくてとてもオシャレ、そして簡単です。
さらにその形に色付けや模様を施すことで、
ライオンやお人形など、どこか懐かしくあいきょうのある作品が完成します。
この本では、戦前に発売された中島種二の3冊の原書をもとに、
デザインユニットCOCHAEが考えた折紙細工の作り方を紹介します。
作品を「動物」「鳥」「お面と指人形」「人形」「魚」「くらしの風景」にわけて紹介。
全88作品を収録し、そのすべてに手順を追った折図を設けました。
原書ではモノクロが多かった作品ページをすべてカラーで再現し
折図の工程で足りない部分は図を増やしてわかりやすくするなど、
COCHAEならではの視点で現代風にアレンジしています。
原書の雰囲気を残しながらより実用性が増した、
COCHAE流の色やデザインで見せる中島種二の折紙細工の世界。
ぜひとものんびりとお楽しみください。
【著者紹介】
COCHAE:“あそびのデザイン”をテーマに活動する軸原ヨウスケ、武田美貴によるデザイン・ユニット。2003年、折紙という古典的な世界で「折紙をもっとポップに!」をキーワードにグラフィック折紙を制作。現在は新しい視点を持ったデザインで玩具の開発、ワークショップ、展示など 幅広いデザイン活動を行っている。著書に『折りCA』(青幻舎)シリーズ、『妖怪おりがみ』 (講談社)、『百羽鶴』 (青幻舎)、『めでた尽くし』 (講談社)、『武井武雄のこけし』(PIE BOOKS)などがある。http://www.cochae.com/
内容説明
90年前の折紙ニューウェイヴ、中島種二。
目次
動物
鳥
遊べる折紙細工
折紙細工の人形
魚と水の世界
くらしの風景