出版社内容情報
ブッシュ政権はどのような手段で世界と米国市民を欺き、今もなお権力を維持しているのか。9・11以降の動きを詳細に再検証し、イラク占領統治失敗へと至る政権内部の暗闘と嘘を生々しく描いた全米No.1ベストセラー!
◆父の代から続くブッシュ・ファミリーとサウジアラビア王家との石油がらみの黒いつながり。
◆北朝鮮をめぐってブッシュが語った本音。
◆ラムズフェルド国防長官の異常な暴君ぶり。
◆ライス大統領補佐官(当時)は、CIA長官から直接伝えられた9・11テロの事前情報を黙殺した。
◆ホワイトハウスに密かに出入りするキッシンジャー元国務長官の暗躍。
・・・・・・ほか、ホワイトハウスがひた隠す数多くの「真実」を圧倒的取材力で明かす!
【著者紹介】(Bob Woodward)
米国を代表する著名ジャーナリスト。ワシントン・ポスト紙編集局次長。1943年生まれ。ワシントン・ポスト紙の社会部若手記者時代に、同僚のカール・バーンスタイン記者とともにウォーターゲート事件をスクープし、ニクソン大統領退陣のきっかけを作ったことで知られる(同紙は1973年のピュリツァー賞を受賞)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずこまめ
2
当時アメリカに何だかとんでもない場所に引きずって行かれるようで怖かったことを思い出した。内幕を覗くと余計に怖くなる。2022/02/15
わび
2
ボブ・ウッドワードによるブッシュ政権の内幕を描いたノンフィクション。『ブッシュの戦争』『攻撃計画』で記述した分、9.11、アフガニスタン攻撃、イラク戦争の記述は控えめであり、本作では、国防総省での改革やイラクの戦後経営に焦点が当てられている。メインに扱われるのは国防長官のラムズフェルドであるが、彼がペンタゴンにおける文民統制を強固にしようと模索する中で、彼の性格と能力の不十分さから、国防総省が正常な判断のできない組織に陥っていく様は哀れでもあり、非常に示唆的であった。2018/04/06
湖上の煙
0
ジョージ・W・ブッシュが大統領だった時代のホワイトハウス内での確執を暴くルポタージュ。前二作では控えめだった批判的な論調がここにきて前面に出ている。一定の距離を置きつつ息子をサポートするブッシュ・シニア、暴君ぶりがひどすぎるラムズフェルド、同じ職務の前任と後任のガーナーとブレマーの関係、裸の王様のようになってしまっているブッシュなど興味深く読んだ。戦争をしておきながら戦後処理が杜撰なところなど怒りを覚える。泥沼の政治劇に眼が離せなくなったところで下巻へ。2017/05/24
キミ兄
0
ボブ・ウッドワードのならでは感がない。☆☆☆。2013/03/03
-
- 和書
- 秋の牢獄