内容説明
民族、宗教、文化、言語、イデオロギー。ユーゴ崩壊の底流をなす古代以来の東西世界の対立。大国のはざまに生きる小国・民族の複雑極まる歴史を描き、第3次バルカン戦争の危険を孕む民族紛争の本質に迫る。
目次
第1章 バルカンとはどんなところか
第2章 錯綜する民族
第3章 ビザンティン世界
第4章 トルコのくびき
第5章 バルカン戦争
第6章 サライェヴォの銃声
第7章 テロと独裁
第8章 チトーとチャウシェスク
第9章 ユーゴスラヴィア崩壊へ
第10章 ボスニアの悲劇
第11章 “火薬庫バルカン”