サッチャー回顧録―ダウニング街の日々〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 550p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532161170
  • NDC分類 312.33
  • Cコード C0023

目次

ゴルバチョフ登場
世界を正す
国境のないゲーム
ハットトリック
改革路線
慣習に勝る施策はなし
地方税制をめぐる小さな困難
削減は喜びを生む
変動相場論と固定相場論
バベル急行
正された世界
戸惑いは許されず
救命ボートの男たち

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

27
終焉までの人間模様と心情描写が秀逸。”原理・原則”も、時には効かないのが人事。蔵相、外相との乖離は流石に致命傷。英国政治の一端を垣間見た印象。(海峡は挟むものの)”大陸”と歴史が強く影響。印象的なのが、ソ連。地方都市での共産党幹部とKGB警備員との”交流”。Ideologyではなく、やはり最後は”人”。一方、(その後の労働党の政策、暴動を見ても)氏の経済政策の是非判断は単純ではない。但し、”復活”させた功績は大。抜群の存在感とLeadershipは記憶に残る政治家。政治哲学に少なからず共感。2014/05/14

sekaisi

5
遺言のようにEUに入るなといってます。2019/03/04

GYO

2
偉大な人です。2016/11/05

むとうさん

2
サッチャー自伝の後半。前半はインフレやIRAテロなど国内問題に関する記述も多かったが、後半はECや共通通貨、及びソ連と東側諸国の動揺と崩壊に関する記述が中心。全編を通じてサッチャーが追い求めたのは、国民1人1人が自分の力をフルに発揮できる環境を整える存在としての国家。それを国際関係のアナロジーにすれば、各国がそれぞれのパフォーマンスを最大限発揮できるようにするための国際機関ということ。社会主義嫌悪と大陸ヨーロッパからの距離置きは根底で通じている。サッチャーがいなかったら今のイギリスはユーロ圏だったかもね。2012/03/25

Shinya Fukuda

1
首相在任中の日々が克明に書かれている。ただかなり読み難かった。理由は私のイギリス政治に関する知識が不足していたためだ。もし本に注釈をつけたとすれば今の1.5倍になっただろう。しかしサッチャー首相の感情の流れは理解できたと思う。議論が好きで小さなこともうやむやにしない性格なのだろう。下巻では欧州ECに対する考え方が興味深い。やはりイギリスは他の欧州諸国とは相容れなかったのだ。EU離脱は伝統的な政治思想に根差していると思った。2022/11/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/97888
  • ご注意事項

最近チェックした商品