出版社内容情報
意思決定、生産から研究開発までグローバル化が著しい日本企業。グローバル経営の巧拙が業績を大きく左右する時代だ。本書は、グローバルな組織運営と戦略形成の論理を体系的に解説する、本邦初の国際標準テキスト。
内容説明
世界標準の理論がマスターできる待望のテキスト!グローバル展開において直面する課題を、組織論・戦略論に基づいて体系的に解説。
目次
第1部 グローバル経営の論理(グローバル経営の考え方;グローバル経営の戦略論;グローバル経営戦略の諸側面 ほか)
第2部 グローバル経営の革新(グローバル・イノベーションとナレッジ・マネジメント;グローバルR&Dマネジメント;グローバル戦略提携のマネジメント)
第3部 グローバル経営環境とマネジメント(グローバルな人的資源戦略;リージョナル・マネジメント;グローバル経営における文化)
グローバル経営の課題
著者等紹介
浅川和宏[アサカワカズヒロ]
1961年東京生まれ。1985年早稲田大学政治経済学部政治学科卒。日本興行銀行勤務を経て、1991年ハーバード大学ビジネススクール経営学修士(MBA)。1993年INSEAD(欧州経営大学院)経営科学修士(M.Sc.)。1996年INSEAD経営学博士(Ph.D.)。1995年より慶応義塾大学大学院経営管理研究科準専任講師。1997年より同助教授。専攻は国際経営学、グローバル・イノベーション論
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感想・レビュー
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taming_sfc
2
これぞ教科書の決定版というくらい網羅的に、基礎的内容から(当時の)最新理論まで踏み込んでいる。学部3年くらいになれば、読めるかな。2018/02/15
Kei Ito
1
国際経営理論に関する理論を網羅的に概説した内容。戦略論から、R&D戦略・人的資源戦略・戦略提携等の個別戦術と言える内容まで多彩な図解をしつつ踏み込んで説明している。軸となる理論は、グローバル統合(Integration)とローカル適合(Responsiveness)の調整。プラハラードとドーズによる「I-Rグリッド」上の最適化をどの様に図るか、という観点から議論されている。特段の結論はないが、国際戦略論の理論を理解するには良書。個人的には米国留学時代に授業を受けたプラハラード教授が懐かしかった。2013/05/27
駒場
0
国際経営論について概観した本。入門なので読みやすいが、この厚さなので学部レベルは結構網羅しているのではないか。卒論を書くときの題材決めなんかにも使えそう。多国籍企業の戦略、それに見合った組織、提携戦略、研究開発活動、人的資源管理などは勿論のこと、文化的差異についても一章設けられている。大雑把に言ってしまえば、現地適応かグローバル統合か、というのがこの分野の大きなポイント。バートレットとゴシャールの言う「トランスナショナル」型の経営が理想ではあるが、実現は難しい2013/07/30
hadacchi
0
経営論といってもアメリカの例を分析しただけのものが多い,というコラムが一番,目から鱗だった. 全体を通して,海外へ進出することを本業とシナジーを生み出して経営リソース等を最適化するための方法論を引用を添えて列挙した本. 結局,業種毎に適切なグローバル戦略は違うから,紹介した手法から最適なものを選びましょう,という感じの内容.2019/10/26
ジャスミン
0
サーっと全部読むといい。その後も辞書的に使える。2018/12/15
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- 和書
- にげだしたひげ