日経文庫<br> 石油を読む (第3版)

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日経文庫
石油を読む (第3版)

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  • サイズ B40判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532113704
  • NDC分類 568.09
  • Cコード C1233

出版社内容情報

トランプ米大統領で反落から高騰へ? 原油価格はどこへ向かうのか? 事実に即した解説で石油の実像に迫る。10年ぶりの大改訂。○原油価格は低迷が続いていたものの、16年後半の原油減産合意は価格反転の機会にもなりうる。アメリカ新大統領のトランプはエネルギー業界に深く入り込んでおり、インフラ投資を推進するとしている。日露の接近でパイプライン開発はどうなるか、影響力が低下する中東は……。その背景と将来像に踏み込む。

○本書は、石油に対する固定観念(枯渇するのではないかなど)をくつがえし、なぜ原油価格が乱高下するのかを経済的に冷静に解説することを主に、その石油市場を動かす各国の最新事情を解説するもの。

○原油の価格はいまや、多くの会社、投資家にとって重要な金融ファクターでもある。金融市場で重要視されるその指標について予測する。

○著者は資源エネルギー庁や内閣官房に在籍していたエネルギー関連のエキスパート。市場に詳しいと同時に、地政学にも通じており、バランスのよい記述となっている。

第1章 原油価格はどこへ向かうのか

第2章 追い詰められた湾岸産油国はどう動く

第3章 「石油神話」を斬る

第4章 新しいエネルギー戦略を目指して

藤 和彦[フジカズヒコ]
経済産業研究所上席研究員
1960年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒。通商産業省(現・経済産業省)入省後、エネルギー・通商・中小企業振興政策など各分野に携わる。2003年に内閣官房に出向(エコノミック・インテリジェンス担当)。世界平和研究所主任研究員を経て現職。

内容説明

本書は、近年、再び注目が高まる原油について解説します。世界各国の情勢や市場を分析して価格乱高下の原因に迫り、日本が進む道を読み解きます。シェール革命で大産油国に復活しトランプ政権の動向が注目される米国、苦境に追い込まれたサウジアラビアなど湾岸産油国、接近する日本とロシアなど、最新の事情を盛り込みました。エネルギー関連企業や商社などのビジネスパーソンはもちろん、投資や経済動向の調査、国際情勢分析の観点から原油について知りたい方にも最適の一冊です。

目次

第1章 原油価格はどこに向かうのか(低油価を招いた理由;石油の需要がピークを迎える?;原油価格は乱高下する時代へ)
第2章 追い詰められた湾岸産油国はどう動く(財政危機から抜け出せない湾岸産油国;最大産油国サウジアラビアは大丈夫か)
第3章 「石油神話」を斬る(国際石油市場とは;OPEC・メジャー時代の終焉;石油の将来は危ういのか)
第4章 新しいエネルギー戦略を目指して(『油断!』(堺屋太一氏の小説)が現実味を帯びてきた
調達のポートフォリオ、資源分散化を真剣に考える
日本に必要な地政学的思考)

著者等紹介

藤和彦[フジカズヒコ]
1960年愛知県生まれ。1984年通商産業省(現・経済産業省)入省後、エネルギー政策などの分野に携わる。2003年に内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣参事官)、2011年に公益財団法人世界平和研究所に出向(主任研究員)。2016年から独立行政法人経済産業研究所上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

15
82頁。サウジの石油の生産コストは低いが、巨額の石油レント(余剰利潤)を国民に大盤振る舞いすることで、権威主義的な体制を保持している(財政が均衡する原油価格は1バレル=80ドル以上)。サウジの国家歳入の70%以上を石油収入が占めるモノカルチャー経済は変わっていない。ロシア、ベネズエラ、イランなどの産油国の危機が取り沙汰されているが、これらの国々は曲がりなりにも「選挙」というガス抜きを行っている。国民の政治的権利が全くないサウジで支配者たちが国民を「黙らせる」財源を失ったら、不満が一気に爆発するかもしれない2017/10/10

coolflat

15
30頁。シェール企業間の競争激化によって技術力・収益力の格差が拡大しているうえ、1油井当たりの寿命は約3年と短命である。新規の投資が少しでも減少すれば、すぐに生産量の低下につながる。「採掘」→「枯渇」→「採掘」という自転車操業が続いている。シェール業界は中小業者の比率が高く、業界内にリーダーが存在しないため、各社は「全員で減産すれば業界全体の利益になる」ことは分かっているが、他社が減産することを期待するばかりで自社は強気の経営姿勢を崩さないという、いわゆる「囚人のジレンマ」に陥っている。2017/08/13

NoControl

7
三年前に書かれた本であり、当然コロナによる原油市場の暴落のことは書かれていない。ただ、シェールオイルへの過剰投資、石油需要増加の鈍化から、ふとした経済苦境で石油価格の暴落が起こり得ること、サウジアラビアの苦境の予兆が当時の時点から見受けられるなど、コロナ後の石油市場もこの本の内容の延長で説明できる。著者は石油輸入の安定化の観点からロシアからのパイプライン設置を主張するが、パイプラインは供給を止められるリスクはあるものの、敷設の投資回収、供給による巨額利益の確保が優先され、寧ろ両国の関係は安定するという。2020/09/20

奈良 楓

6
【〇】2017.1頃刊。トランプ外交より、中東情勢やロシア産LNGの是非が印象に残りました。油価の動向に関係のある業界にいるため勉強になりました。2017/11/05

g.t

5
石油需要は今後も継続して発生するはず。その中で日本はどのように調達をしていくか、足元のロシア-ウクライナ醸成とも絡む観点。2022/02/23

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