内容説明
コンピュータと先端テクノロジーの進歩は、従来の医学的常識を覆し、皮肉にも伝統的心身観を分子レベルで実証しつつある。心と身体、感情と健康の関係についての最新の知見を、米国国立衛生研究所の神経内分泌免疫学者が、医学、心理学、社会学、歴史学といった分野を横断しつつ、幅広い視点から明快に概説。
目次
第1章 感情と病気―分子の発見と古代の神話
第2章 感情はどこから来るのか
第3章 皮膚の外の不潔なスープ―免疫系はいかにして外界から身を護るのか
第4章 心と身体の再統合
第5章 双方向の通路―対話する脳と免疫系
第6章 脳と免疫系のコミュニケーションが断たれるとき
第7章 ストレスは病気の原因になるのか
第8章 他者とのつながり―人間関係と病気のプロセス
第9章 信じることによって治るのか
第10章 免疫系はいかにして私たちの気分を変えるのか
第11章 鎖を解かれたプロメテウス―これからの展望
著者等紹介
スターンバーグ,エスター・M.[スターンバーグ,エスターM.][Sternberg,Esther M.]
医学博士。カナダ、モントリオールのマギル大学でリウマチ学を修め、同地で臨床経験を積んだ後、米国セントルイスのワシントン大学で教育と研究に携わる。現在、アメリカ国立衛生研究所(NIH)と国立精神保健研究所(NIMH)において、「神経免疫プログラム」の責任者であり、「神経内分泌免疫学および行動」に関するセクションのチーフを務める。アメリカ公衆衛生総局活動賞受賞。神経免疫調節国際協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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