目次
水産学・海洋環境学の“定説(?)”と“常識(?)”は、正確でしょうか?―「海水は底質へ浸透しない。」ならびに「海洋性硫酸還元菌」について
平成13年沈黙した「飯田海岸」の干潟
有明海はどのように形成され、どんな特徴があるのでしょうか?―有明海の成り立ちと特徴を見てみましょう!
有明海は“濁っている”のに、なぜ“豊饒の海”だったのでしょう?―有明海域の特徴と生物たち
有明海の底質を左右する“分散化”および“綿毛化”と“団粒化”
有明海で、何が起こっているのでしょうか?
湾奥部干潟域における底質調査
「酸処理剤」(ノリ活性処理剤)の“底質”への影響
有明海における干潟“底質”の特性
“乳酸”を多く含む「新酸処理剤」の登場
有明海異変の“本質”
開発した「底質改善技術」
ノリ養殖業と貝類漁業・漁船漁業の“共存・共栄”への道
「有明海問題」―その不都合な真実
「有明海問題」から何を学ぶか?
余稿―「有明海問題」を通して思うこと
著者等紹介
林重徳[ハヤシシゲノリ]
1945年長崎県生まれ。現職、日本建設技術株式会社取締役技術戦略本部統括本部長。学位、工学博士。専門分野、地圏環境学、地盤工学、防災工学。学歴:1968年九州大学工学部土木工学科卒業、1970年九州大学大学院工学研究科修士課程土木工学専攻修了、1977年九州大学大学院工学研究科博士課程土木工学専攻単位取得退学。職歴:1970年八千代エンジニアリング株式会社入社、1977年九州大学助手(工学部水工土木学科)、1986年九州大学助教授(工学部水工土木学科)、1994年佐賀大学教授(低平地研究センター)、2002年~2006年佐賀大学低平地研究センターセンター長、2010年定年退職、佐賀大学名誉教授、佐賀大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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