内容説明
光の入らない地下壕に人間を閉じ込め、時計はもちろん与えず、照明のオン・オフ、食事などはすべて本人任せにし、その行動の記録をとってみる。すると、昼夜はまったく分からないはずなのに、だいたい1日の周期で寝起きを繰り返し、体温も通常の変動リズムを刻み、体のリズムが消滅することはないのである。私たちの体内にはどんな時計があるのだろう。
目次
第1章 からだのリズムになぜ個性があるのか
第2章 からだのリズムをつくる遺伝子の実像
第3章 種の壁が取り払われたゲノム時代のリズム研究
第4章 多種多様な体内時計―進化とサーカディアンリズム
第5章 分子からシステムへ―脳の働きとしての体内時計
第6章 病気の治療に役立つ時間生物学
第7章 眠るしくみ
著者等紹介
山元大輔[ヤマモトダイスケ]
1954年東京都杉並区生まれ。1978年東京農工大学大学院農学研究科修士課程修了。1981年理学博士。1980年~1999年(株)三菱化成(後、化学に改称)生命科学研究所研究員。1999年~2005年早稲田大学教授。2005年~現在、東北大学大学院生命科学研究科教授。専門は行動遺伝学
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