出版社内容情報
《内容》 近年,非常に増加している子どもの気管支喘息について,医療機関での診断・治療と,患児や保護者,教師への指導を詳しく解説した.子どもを乳幼児期,学童期,思春期と年齢層別に分け,対応を具体的に示した.小児科医のみならず,内科医,学校医,その他コメディカルにも理解しやすく,利用しやすい内容となっている. 《目次》 【主要目次】第1章 ライフサイクルからみた気管支喘息の診断と治療 1.気管支喘息の定義と診断 2.気管支喘息の診断の難しさ,鑑別診断 3.詳細な病歴聴取から得られる家族歴,アレルギー素因 4.既往歴,現病歴,アラージックマーチ 5.発症につながる危険因子 6.発作の増悪に関わる因子 7.気管支喘息の疫学と予後調査 8.気管支喘息の治療の原則 9.アレルギー疾患の予防 10.喘息児と保護者の教育 11.診察場面でのわかりにくい言葉とわかりやすい説明第2章 生活環境からみた気管支喘息の診断と治療A.家庭での対応に関する指導B.外来患児への対応C.入院児への対応D.集団生活第3章 心理・社会的背景からみた気管支喘息児への対応 1.家庭での対応,親子関係,同胞葛藤 2.保育所,幼稚園での対応 3.小・中学校での対応 4.高等教育(高等学校,専門学校)での対応 5.心身症としての気管支喘息 6.対応が難しい喘息児 7.対応が難しい喘息児の保護者 8.関連した人員の活用法 9.関連した施設の活用法第4章 医療連携 1.小児科医から内科医へ 2.海外での医療機関との連携◎気管支喘息の治療薬一覧
内容説明
本書はこれまでに刊行されたガイドラインを参考にしながらも、臨床経験が豊かな小児アレルギー専門医によって新たにまとめられたもの。年齢的な特徴と生活環境を総論として、外来や病棟、学校などの集団生活、医療連携を各論として掲載してある。治療法を全般的に解説しているものではなく、喘息児がどの年齢層に属しているか、その子がいる環境での具体的な対応が書いてある。
目次
第1章 ライフサイクルからみた気管支喘息の診断と治療(気管支喘息の定義と診断;気管支喘息の診断の難しさ、鑑別診断;詳細な病歴聴取から得られる家族歴、アレルギー素因 ほか)
第2章 生活環境からみた気管支喘息の診断と治療(家庭での対応に関する指導;外来患児への対応;入院児への対応 ほか)
第3章 心理・社会的背景からみた気管支喘息児への対応(家庭での対応、親子関係、同胞葛藤;保育所、幼稚園での対応;小・中学校での対応 ほか)
第4章 医療連携(小児科医から内科医へ(年齢を考慮して)
海外での医療機関との連携)
著者等紹介
赤坂徹[アカサカトオル]
国立療養所盛岡病院臨床研究部長・小児科
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