出版社内容情報
《内容》 医学を学ぶための基礎として不可欠なヒトの生物学・生命科学を,学生が自ら学び,臨床との関連を理解し,その後の専門教育への橋渡しに役立つことを目指して編集された.これから医学を学ぶ学生にとって,進展著しい医学・生物学の膨大な情報量に流されることなく,医学の専門知識を身につけていく基礎力養成に最適の入門テキスト.
内容説明
本書は、いわば生物学から基礎医学および臨床医学への懸け橋としての役割を果たす目的で編集されたもの。その意味では、医学生が初めて学ぶ医学へのいわば“プレリュード”である。さらに付け加えれば、歯学部、薬学部学生など、少なからず医学にかかわる学問を志す学生たちの生物学の入門書としても広く利用できる。生物学が、単に机上の学問ではなく、われわれの日常生活を通じて、また、われわれの基本的な生命維持の機構や病気を理解するうえに必須な学問であること、さらには、生物学はわれわれをとりまく環境とも密接にかかわりをもつことを理解してもらえるように配慮している。
目次
1 人体のなりたち(生命の化学;細胞の構造と機能 ほか)
ヒトの遺伝(遺伝子とDNA複製;細胞分裂)
病気のなりたち(がん;生活習慣病(成人病) ほか)
老化とアポトーシス〔ほか〕