内容説明
目に見えない精神疾患を画像で診断。2009年、光トポグラフィー検査は「うつ症状の鑑別診断補助」として先進医療に承認された。本書はこの検査に原理であるNIRSの基礎から精神疾患への応用までを、特に臨床に重点をおいて詳述。第一人者による精神医学分野初のNIRS専門書。
目次
1章 NIRSの基礎(NIRS発展の歴史と原理;NIRSの基礎知識 ほか)
2章 精神医学におけるNIRS(精神疾患におけるNIRSの意義;NIRSの神経生理学的基礎 ほか)
3章 精神疾患への応用(統合失調症・自閉症の前頭葉機能障害とNIRSの臨床応用;統合失調症と気分障害のNIRS研究 ほか)
4章 論文紹介(老年期うつ病における治療前後のNIRSを用いた前頭前野血液量変化;統合失調症における乱数生成、反応時間、指運動課題時のNIRS前頭葉血流所見―光路長計測の利用 ほか)
5章 NIRS検査の実用化(NIRS検査法の標準化の試み;多数データ・個別データの解析)
著者等紹介
福田正人[フクダマサト]
群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学分野(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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