出版社内容情報
《内容》 劇的な治療効果が得られる一方，慎重な投与が求められているステロイド．ステロイドを上手に使いこなし，最大の効果を得るためのコツを各科のベテラン医師が詳説．
《目次》
薬理作用・種類・製剤
ステロイドの選択と種類の変更－効果と離脱を考えた治療／ステロイド噴霧剤使用上の問題点－うまく使えるか／
気管支喘息患者における吸入ステロイド療法のポイント／眼科領域でのトリアムシノロン局所投与／
ステロイド受容体，転写調節からみたステロイド治療のコツ など
適応症と使用法
ステロイド使用の原則／間接リウマチに対するステロイドのメリットとデメリット／関節リウマチにおけるステロイド離脱／
膠原病のステロイド療法の原則／全身性エリテマトーデスにおけるステロイド療法の落とし穴／アレルギー性結膜炎／
間質性肺疾患に対するステロイド療法／ホルモン補充療法としてのヒドロコルチゾンの使用法／Cushing症候群術後の管理法／
ネフローゼ症候群におけるステロイド療法の実際／急性副腎不全でのステロイド使用法／癌性疼痛とステロイド など
工夫が必要なケース
ステロイド投与のポイント／中長期的予後を見据えたステロイド療法／パルス療法の効果と適応／ステロイドの離脱法／
高齢リウマチ性疾患におけるステロイドの使い方／糖尿病患者におけるステロイドの使い方／小児例への投与／
小児に対する使い方と副作用予防対策 など
副作用と対策
GCステロイドの投与量と副作用の機序と対策／ステロイド離脱困難例への漸減療法のコツ／骨粗鬆症の進行を防ぐ対策／
ニューモシスチス肺炎の診断，治療と予防のコツ／副作用軽減のための工夫－精神神経症状と離脱症候群／
副作用の新しい展開－骨壊死，動脈硬化／ステロイドの副作用とその対策 など
