ケーススタディ 現代商行為法―商事契約法的アプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502919602
  • NDC分類 325.3
  • Cコード C3032

内容説明

企業取引に関する契約=商事契約についての体系的なルールはわが国民商法には明示的には存しない。商事取引は本来的に商慣習法に属するものであり、自由市場における専門家としての商人の競争意欲や創意工夫にあふれた極めて興味深い法領域であるとともに、国際的に見ても最も面白い分野であるともいえる。しかも、商事契約における取引の有する合理性は世界共通であり、世界的な統一法の実現可能性が最も高い領域である。本書は、ダイナミックで、かつ、法実務上も重要な商行為編を、商事契約法の思考をベースに解説し、その再構成と復権を目指すものである。

目次

商法の適用と商事契約の特徴
商事契約の成立
普通取引約款による合意形成と開示
契約の履行(売主の義務を中心に;主に買主の側から)
商事債権の支払確保、担保
契約の終了
代理商・仲立商・問屋
匿名組合・交互計算・商事寄託
運送契約
倉庫契約
クレジット・カード契約

著者等紹介

吉田直[ヨシダスナオ]
1949年佐賀県出身。1973年南山大学経済学部卒業。1981年一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得。一橋大学助手、82年国学院大学法学部専任講師、同助教授を経て、92年青山学院大学法学部助教授、現在、同教授。1987年春~1988年春カリフォルニア大学ロスアンジェルス校留学。1988年春~1989年春カリフォルニア大学バークレイ校留学。1997年春~1998年春ロンドン大学(LSE)留学
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