内容説明
近江商人がどんな立派なことを言い遺したか。学者でもない一介の商人が、実に味わいのある言葉を遺している。その人が一生涯勤めぬいて来た間に、心の底から湧き上って、美しく結晶した言葉であるから,味わえば良い味が出る。これこそ近江商人の精髄というものであろう。
目次
序章 近江商人の系譜・類型・遺訓
1章 日野商人・中井源左衛門家の家訓
2章 商人の存在理由、職分と余沢
3章 誠実な商合
4章 企業体の認識
5章 勤勉と節倹
6章 陰徳善事
7章 人材育成
8章 創業者尊重
終章 権力との結託忌避