出版社内容情報
溺れた子供を助けるブタ、贈り物をする猫、手話をするオランウータン……動物たちの驚異のエピソード
動物は時に、種を越えた共感、理解、信頼の行動をあらわす。動物は人間と同じように「考えて」いるのだろうか? 感情はあるのか? 優れた科学ジャーナリストである著者が、動物園の飼育係やブリーダーなど、動物たちと生活を共にし強い絆を持つ人々に取材して得た、驚くべき出来事の数々を、科学的な考察とともに紹介、動物たちの不思議な能力の解明を試みる。
動物にも友情があり、
ユーモアや嘘、駆け引き、
そして愛がある
内容説明
セラピストとして活躍するブタ、飼主に贈り物をするネコ、ヤギと友だちになったオオカミ、脱走が趣味のオランウータン、飼育係をだましておやつの二重取りをするゴリラ…。イヌやネコなどのペットをはじめ、私たちは日常生活のなかで、絶えず動物に出会っているのに、ほとんどの人にとって動物は風景の一部にすぎない。本書では、獣医、研究者、動物園の飼育係など、動物たちと日々つきあい、彼らの機知や工夫、信頼や嘘を目の当たりにしている人々から集めたさまざまなエピソードをもとに、驚くべき動物たちの姿を紹介する。
目次
第1章 ヤギと友だちになったオオカミ―ゲームとユーモア
第2章 「彼女は人間を知らず、彼はゴリラを知らない」―物々交換と取引き
第3章 アーッ、ずるい!―だます
第4章 君がこう考えるんじゃないかと、私が考えるんじゃないかと、君が考えるんじゃないかと私が考え…―読心と頭脳ゲーム
第5章 仕事に駆けつけるブタ―協力
第6章 オランウータンの技師とナッツ割りをするチンパンジー―道具と知性
第7章 トペカ動物園から逃げ出す…―そしてオマハから、ブランズヴィルから
第8章 愛!雄々しさ!思いやり!―共感とヒロイズム
第9章 彼らは私たちをどう思っているのか―人間が珍しい!
著者等紹介
リンデン,ユージン[Linden,Eugene]
1947年生まれ。科学ジャーナリストとして、新聞や雑誌で活躍。邦訳に『チンパンジーは語る』(紀伊国屋書店)、『悲劇のチンパンジー』(どうぶつ社)等
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感想・レビュー
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キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言