出版社内容情報
国内企業同士のEPC契約の全体像を踏まえ、対価・損害賠償責任・納期延長と追加費用の3つの視点で実務上の留意点を解説。国内と比較して、海外ならではの取扱いにも言及。
【目次】
内容説明
EPC契約とは基本設計から始まり、その後の機材の調達、そして建設までを一括して受注者が請け負う契約である。他の類型の契約書よりもボリュームがあり、読みこなして適切にチェックするのはそう簡単ではない。本書では、このEPC契約(国内企業同士を念頭にしている)を基礎から理解できるよう、全体像と特徴を踏まえた上で、契約を読む際に重要な「対価」「損害賠償責任」「納期延長と追加費用」といった3つの視点で実務上の留意点を解説している。あわせて、発注者の親会社が外資系企業である場合に備え、海外EPC契約ならではの取扱いにも随時言及している。
目次
第1章 EPC契約とは何か?
第2章 契約に関する基本事項~これを押さえれば、契約初心者でも大丈夫!
第3章 視点1:対価を適切に得るための契約条件
第4章 視点2:受注者が不当に責任を負わされないようにするための契約条件
第5章 視点3:受注者の責めに帰さない事象に対する納期延長・追加費用を得るための契約条件
第6章 その他の重要ポイント
第7章 下請契約の重要ポイント
第8章 「この案件は、うちでは、とてもじゃないがやりきれない」と感じたときの対処法
著者等紹介
本郷貴裕[ホンゴウタカヒロ]
英文契約の個別指導・社内研修講師。東北大学工学部機械知能学科卒業。一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。株式会社東芝で企業法務として海外に発電所を建設するプロジェクト、国際仲裁案件、海外企業買収案件等多数の海外案件に携わる。その後独立し、海外案件で活躍する日本人を育成したいと思い、英文契約、特に海外でプラント・インフラ・その他の建設契約のチェックの仕方について指導する本郷塾を立ち上げる。これまで重電メーカー、重工メーカー、プラントエンジニアリング企業、建設会社および総合電機等の営業・技術・法務部門を対象に個別指導・社内研修を実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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