出版社内容情報
前半で、経営理念という言葉の誕生から一般への普及までの歴史を確認し、後半で、3つの概念のうち「企業組織の経営理念」の現在までの歴史的変遷を振り返り概念を整理する。
内容説明
経営理念とは何か?なぜ「経営理念」と言うのか?本書では、「経営理念」という言葉に注目し、その言葉と概念を歴史的に振り返り、あいまいで広範な意味をもつ経営理念の整理を行う。
目次
あいまいな日本の「経営理念」概念を歴史的に振り返る
第1部 経営理念という言葉の誕生から一般への普及まで(「理念」という言葉の誕生と普及:明治・大正時代;「経営理念」という言葉の始まり:昭和初期~第二次世界大戦中;経営理念という言葉の普及と一般化:「新しい経営理念」ブーム;実業界における「新しい経営理念」ブームの影響;「新しい経営理念」ブームへの学界の対応;経済思想・経営思想としての経営理念“概念1”;経営者の哲学、経営者理念としての経営理念“概念2”;「新しい経営理念」ブームによる3つの経営理念概念)
第2部 「企業組織の経営理念」“概念3”の歴史的変遷(経営理念の成文化と公表:経営理念機能論の台頭;経営理念の構造論:経営理念内容の継承・変更のパターン;「企業組織の経営理念」“概念3”がどのように変わっていったのか;企業組織の経営理念:トヨタ自動車の事例;「企業組織の経営理念」研究;経営理念の概念整理:総括)
おわりに:本研究の成果・貢献と残された研究課題
著者等紹介
野林晴彦[ノバヤシハルヒコ]
慶應義塾大学大学院修了(MBA)、滋賀大学大学院修了(博士、経営学)。製薬会社で26年勤務の後、九州国際大学経済学部、北陸学院大学短期大学部勤務を経て2022年より金沢星稜大学経済学部経営学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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