内容説明
従来、トヨタ生産方式(TPS)の合理性と会計システムの関係はほとんど説明されてこなかったが、本書では会計に時間軸を取り込むことで、TPS導入のメリットをわかりやすく解説。また、短期の利益より「将来の利益を生み出す力(利益ポテンシャル)」を鍛えることが経営の原点であることを財務指標にして、経済危機の世界に向け発信している。
目次
第1章 そもそもトヨタ生産方式(TPS)とは何か
第2章 管理会計の基礎とものづくり経営―特にJITとの関係をめぐって
第3章 管理会計の工夫
第4章 全部原価計算とTPS
第5章 投下資本コスト―原価概念に時間軸を
第6章 Jコスト論と改善活動
第7章 内部統制ルールとTPS
第8章 原価企画とTPS
著者等紹介
河田信[カワダマコト]
1942年中国北京に生まれる。1964年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。株式会社明電舎入社。1972年帝人製機株式会社入社。システム部長、企画部長、開発推進部長等を歴任。現在、名城大学経営学部教授。経済学博士(東北大学)
中根敏晴[ナカネトシハル]
名城大学教授
國村道雄[クニムラミチオ]
名城大学教授
田中正知[タナカマサトモ]
ものつくり大学名誉教授
木村彰吾[キムラショウゴ]
名古屋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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