内容説明
ドイツにおいては、原価計算論と経営会計論とを明確に区分しないことが多かった。しかし、今日の企業競争激化の時代にあっては、単に原価の記録計算や原価管理を志向する原価計算論のみで終わってはならない。利益管理・社会的貢献志向の意思決定をも含めた、総合的な観点に立った経営会計論が必要である。本書では、ドイツで特にそうであるが、経営会計の中核を形成する原価計算論の発展を考察しながら、利益・社会貢献志向の経営会計論への足がかりを探るものである。
目次
第1章 原価計算の生成と発展
第2章 ドイツにおける原価計算の展開
第3章 ドイツにおける経営会計の現状と動向
第4章 アメリカにおける経営会計の展開
第5章 日本における経営会計の展開
第6章 その他諸国における経営会計
終章 独米日3カ国の経営会計比較
著者等紹介
柳田仁[ヤナギタヒトシ]
神奈川県平塚市出身。中央大学経済学部卒業後、早稲田大学大学院商学研究科博士課程満期退学。平成元年より神奈川大学経営学部教授。中央大学、関東学院大学、東海大学・立正大学大学院(至現在)等で非常勤講師歴任。前名古屋学院大学経済学部教授。日本原価管理士会前理事長・日本会計研究学会評議員・日本原価計算研究学会理事・日本社会関連会計学会理事。日本管理会計学会の監事・理事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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