りぶらりあ選書
問題としてのスポーツ―サッカー・暴力・文明化

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  • サイズ B6判/ページ数 530p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588022227
  • NDC分類 780.13
  • Cコード C1336

出版社内容情報

サッカーにおける感情と暴力の分析を軸に,スポーツの商品化とプロ化の問題等を論じ,人種やジェンダーの権力バランスの変化がスポーツにもたらす影響にもおよぶ。

内容説明

サッカー・フーリガニズムの分析を軸に、現代スポーツの様相と問題性を論じ、人種やジェンダーの権力バランスがスポーツに与える影響に及ぶ。

目次

序論 社会学の研究分野としてのスポーツ
1 スポーツと余暇における感情の問題
2 西洋の文明化の過程におけるスポーツ
3 空間と時間におけるスポーツ―国家形成の軌跡と現代スポーツの初期の発展
4 世界的なゲームとしてのサッカーの発展
5 スポーツ消費の力学
6 世界的な社会問題としてのサッカー・フーリガニズム
7 北米におけるスポーツ観客の暴力
8 人種的階層化の過程におけるスポーツ―アメリカ合衆国の事例
9 スポーツとジェンダーと文明化
結論

著者等紹介

ダニング,エリック[ダニング,エリック][Dunning,Eric]
レスター大学名誉教授、およびユニヴァーシティ・カレッジ・ダブリン客員教授。ユダヤ系ドイツ人の社会学者ノルベルト・エリアスの薫陶を受け、ヨハン・ハウツブロム、スティーヴン・メネル等とともにエリアスの形態社会学・過程社会学を継承する。エリアスとの共同作業でスポーツ社会学の発展に貢献し、とりわけ、サッカー・フーリガニズムの研究で独自の見解と理論を提示してきた。現在、レスター大学の“スポーツ・文化研究センター”の責任者の一人として、若手の研究家とともにスポーツの多角的な研究に従事している

大平章[オオヒラアキラ]
1949年広島県に生まれる。72年早稲田大学第一文学部英文科卒業。80年同大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程満期修了。90年および2001年ケンブリッジ大学ダーウィン・カレッジ客員研究員。現在、早稲田大学国際教養学部教授
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