文春新書<br> 脳は眠りで大進化する

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文春新書
脳は眠りで大進化する

  • 上田 泰己【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 文藝春秋(2024/06発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614547
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0295

出版社内容情報

人間のリズムを解明する概日時計の研究、睡眠の研究で世界的に注目を集め、『情熱大陸』(2009)、NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』(2010)など20代の若さで研究チームを率いる”天才”としてメディアにも取り上げられた上田泰己さんだが、「生命の謎の解明に1秒でも時間を投入したい」と日夜研究に励む道を選んだという。

それから十数年――。
ひとはなぜ眠り、覚醒するのか? 睡眠中に脳内では何が起きているのか?
生命の根幹でもある睡眠覚醒のメカニズムを解明する数々のブレイクスルーが、著者が率いる研究チームによってもたらされている。生命科学の研究手法の刷新とともに、「今なら科学的なボキャブラリーによって、その謎を語ることができる」。

・ヒトは睡眠で、日々「新しい自分」に生まれ変わっている
・睡眠は覚醒よりもアクティブである
・覚醒の意義は「探索」にこそある
・睡眠と覚醒の機構はメモ帳と鉛筆で説明できる
・私たちの体の中には眠気を数える機構がある
・「脳は第二の心臓」かもしれない
・睡眠の解明は知性の解明にもつながる

「生命を作って理解する」システム生物学の時代を牽引する著者が、
睡眠研究の全貌と解の道筋を明らかにする。睡眠と覚醒の新事実!

ーーーーーーーーーーー
◎目次
第1章 私たちの体にひそむ時計の機能と睡眠
第2章 生命科学のパラダイムシフトと新世代の研究
第3章 細胞から個体へ 睡眠研究前夜の技術開発
第4章 難攻不落の睡眠研究に立ち向かう
第5章 睡眠の謎を解明していく
第6章 試験管の中に見えた睡眠中の「脳の大進化」
第7章 「健康な睡眠」の提案
第8章 人間をミクロに掴んでマクロに考える

内容説明

睡眠研究が急速な進歩を遂げている。私たちはなぜ眠るのか。睡眠時には何が起きているのか?シンプルながら未解明だった謎を解く鍵が続々と見つかり、「睡眠は覚醒よりもアクティブである」ことがわかりつつある。研究の最先端をリードする著者が人類最大の難問と解の道筋を示すスリリングな書。

目次

第1章 私たちの体にひそむ時計の機能と睡眠
第2章 生命科学のパラダイムシフトと新世代の研究
第3章 細胞から個体へ―睡眠研究前夜の技術開発
第4章 難攻不落の睡眠研究に立ち向かう
第5章 睡眠の謎を解明していく
第6章 試験管の中に見えた睡眠中の「脳の大進化」
第7章 「健康な睡眠」の提案
第8章 人間をミクロに〓んでマクロに考える

著者等紹介

上田泰己[ウエダヒロキ]
1975年福岡県生まれ。東京大学医学部卒業、同大大学院医学系研究科修了。2003年から理化学研究所にてシステムバイオロジー研究チームのチームリーダー、プロジェクトリーダー、11年から生命システム研究センターのグループディレクターを経て13年より東京大学大学院医学系研究科教授。現在、理化学研究所・生命機能科学研究センター・チームリーダー、東京大学大学院情報理工学研究科・システム情報学専攻教授(兼担)。専門はシステム生物学・合成生物学で、概日時計などをテーマに生命の時間・情報の解明に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

98
とても興味深い。眠りとは脳を休めるものとばかり思ってきたが、どうもそうではないらしい。むしろ睡眠中にシナプスのつながりが強化されるということがわかってきた。脳は眠って覚えて、起きて探すのかもしれない。ヒトは覚醒とレム睡眠、ノンレム睡眠で24時間を過ごすが、ノンレム睡眠時に新しいつながりが生まれ、レム睡眠時にその新しく生まれたつながりが選択されていくとしたら、毎晩4、5回脳の回路を構成するシナプスが大きく生まれ変わって、ヒトの知性に重要な働きをしている可能性がある。睡眠こそ本質で、覚醒とは忘れる過程なのか。2024/07/11

よっち

34
人はなぜ眠り覚醒するのか?睡眠中に脳内で何が起きているのか?生命の根幹でもある睡眠覚醒のメカニズムを研究チームが解明してきた成果を明かす1冊。身体に潜む時計の機能と睡眠の関係、先進研究に不可欠な分子と細胞を繋ぐ技術と全細胞を解析する技術、脳波判定に始まる睡眠研究の歴史や覚醒物質としてのカルシウムの可能性、試験官の中に見えた睡眠中の脳の大進化、睡眠時間が短すぎる日本人、時間敵分業を統括するリーダーとしての脳の役割など、これまでいかに研究を進めてきたのか、どんなことが判明したのかがわかる1冊になっていました。2024/08/07

本詠み人

27
睡眠の世界的権威というと、最近よくテレビで拝見する柳沢先生を思い出すしますが、体内時計などシステム生物学の研究者として初の単著を出された今作の著者さんも睡眠研究の第一人者なのですね。脳や睡眠に関する本は興味があり読んでいますが、本著はとても難しい内容でした。でも、睡眠研究の最先端情報と聞けば読まずにはいられない!正確なウェアラブル端末を貸出して貰えるなら、全面的に被験者として協力しますから私のデータを研究に使ってください(笑)覚醒物質としてのカルシウムに興味津々。今後の研究の進展を期待しています✨2025/02/23

ta_chanko

18
脳の機能はまだまだ分からないことだらけ。動物はなぜ眠るのか。眠っている間に何が行われているのか。冬眠を中断して眠る動物もいる。人間はノンレム睡眠・レム睡眠を4回ほど繰り返して覚醒にいたる。その間、記憶の整理と消去、シナプスの形成と整理が行われているらしい。人間は文明の形成により安全に眠れる環境を自ら作り出し、それによって脳の進化が促進された。まだまだ脳は進化できる。人生の1/4から1/3をも占める睡眠を研究し、大切にしていけば、もっと人生を豊かにできる。2024/07/27

templecity

11
なぜ人間が眠るのかは実はよくわかっていない。だが眠ることで記憶が定着するなどの役割があることは事実。眠ることが重要であることには変わりはない。 2024/08/22

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