内容説明
ティーガー重戦車は、まさしく機械の怪物としてヨーロッパの戦場に君臨していた。1944年夏に投入されたシャーマン・ファイアフライ戦車がこのモンスターを打ち負かすまで、ティーガーは、第二次世界大戦が生み出したもっとも恐るべき兵器の代表として、無敵戦車という名声を確固たるものとしていたのである。ティーガー・エース、ミヒャエル・ヴィットマン最期の戦いで搭乗した「007」号車を撃破した無名のファイアフライ砲手に取材。その証言を交え、ライバル戦車の開発、乗員訓練、戦車兵の日常と実戦・戦術を比較する。
目次
開発と発展の経緯
技術的特徴
ヴィットマンvsファイアフライ 対決前夜
戦車兵
激突
戦闘の分析
戦いの余波
著者等紹介
ハート,スティーヴン[ハート,スティーヴン][Hart,Stephen A.]
サリー大学国際関係学部、王立ロンドンカレッジ戦争研究所勤務を経てサンドハースト王立軍事学校、戦争研究所の専任講師。現在はイギリスのサリーに居住している
宮永忠将[ミヤナガタダマサ]
上智大学文学部卒。シミュレーションゲーム雑誌『コマンドマガジン』編集を経て、現在は都内編集プロダクションに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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