内容説明
清朝最末期の中国農村の女性たちが語る暮らしの様子。農作業や機織り、婚約・結婚の具体的な段取り、間引きや子どもを売る習慣、「ほんとうの神」との出会い―。女性宣教師フィールドの穏やかな筆致には、中国の女性にたいする深い共感がにじみ出ている。
目次
第1部 女性が語る女性の物語(小さなそよ風の物語;瑞おばさんの自伝;竹で出来た龍 ほか)
第2部 社会と習慣(女性の地位;子どもの生活―四男の物語;嬰児殺し ほか)
第3部 布教と女性信者(中国での布教メモ;孤児院;綉金の自伝 ほか)
著者等紹介
蒲豊彦[カバトヨヒコ]
1957年生まれ。1986年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、京都橘大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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