東方選書<br> 三国志の考古学―出土資料からみた三国志と三国時代

個数:

東方選書
三国志の考古学―出土資料からみた三国志と三国時代

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月15日 14時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 331p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784497219138
  • NDC分類 222.043
  • Cコード C0322

内容説明

小説『三国志演義』の描く英雄たちの活躍によって、日本でもよく知られている三国時代。本書では、その三国時代について、『三国志演義』ではなく、史書の『三国志』でもなく、発掘調査によって中国各地で出土した資料によりながら考える。曹操の墓である高陵の発見は記憶に新しいところだが、この高陵や、呉の名将である朱然の墓からは貴重な文物が出土している。そして七万点以上という、一地点からの出土枚数としては最大を記録した走馬楼呉簡など、三国時代に関する出土資料は近年増加の一途をたどっている。本書では、簡牘や石刻をはじめ、漆器・陶器や画像石・墓葬壁画に至るまで、多種多様な出土資料を取り上げ、膨大な研究史を整理したうえで、新たな知見を提供する。また、それをふまえて史書『三国志』の解釈にも見直しを迫っている。

目次

第1章 曹氏の人びと―曹氏一族墓と出土刻字〓
第2章 曹操の死―高陵とその出土文物
第3章 名刺と名謁―朱然墓出土簡牘
第4章 呉の地方行政と地域社会―長沙走馬楼呉簡
第5章 諸葛亮の「北伐」と涼州―高台地〓坡四号墓壁画ほか
第6章 魏と中央アジア―トゥルファン出土墓誌と敦煌出土鎮墓瓶

著者等紹介

関尾史郎[セキオシロウ]
1950年神奈川県横須賀市生まれ、1974年上智大学文学部史学科卒業、1980年上智大学大学院博士課程単位取得退学。魏晋南北朝時代を中心とした中国古代史、中国古代史料学が専門。東京大学事務補佐員、新潟大学人文学部教授などを経て、新潟大学人文社会科学系フェロー・東洋文庫客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あも

73
まずはゲーム。マンガ。小説。映画やドラマ。色々なルートで歴史の世界の入り口に立つ。そして、多くの物語を摂取するにつれ、史実が知りたくなる。なるよね?史書を漁り、記述を自分なりに解釈したり、まとめたり。でもやっぱり当時の!生の!出土品の破壊力はすごい!三国志の登場人物の墓としては、曹操、曹休、朱然らの物が有名だが、史書に名前の残っていない当時の人物のお墓が発掘されたりするのもワクワクする!そんな知的好奇心がもりもり刺激される素晴らしい本!新しく知った事実で一番テンション上がったのが陳武の孫の陳永の字は奉世!2019/10/28

さとうしん

14
長らく出土資料に恵まれてこなかった後漢・三国時代史研究だが、近年走馬楼呉簡や曹操墓など目立った発見があったことを承けて、それらを使用した研究の成果を紹介。ただ、本書の異図とは逆に研究の広がりよりは限界を示すものになっているような気もする。数量、あるいは性質が限られた資料を最大限有効に活用して読み取れるだけのことを読み取っていこうとする試みとしては面白い。2019/07/01

BIN

8
出土資料からわかった三国志です。当たり前ですが三国志オタ向けです。中国古代史専門の著者は三国志の武将とかは興味ないらしい(そんな研究家いるのだと意外に思った)。曹操含めた曹家一族の墓、朱然墓、長沙走馬楼呉簡などです。曹操の墓である高陵の一号墓が曹昂の墓と推定されたのは意外でした。三国時代には名刺があり、「弟子~」と記載あり(弟子ってなんだ?)。史書には残らない公文書(ある家族の構成など)が発掘されてたり興味深かった。今後の発掘&研究に期待。2021/03/10

叔嗣(しゅくし)

2
三国志展に行く前に軽く読んだので、予習ができた感じで三国志展が楽しめました。2019/10/06

韓信

2
曹氏一族墓の刻字塼からうかがえる曹操一族の郷里での宦官縁故を含めた権勢っぷり、曹操高陵の真偽問題、朱然墓出土品による名謁と名刺の違い、長沙走馬楼呉簡から見える呉の地方行政と風土病や蛮との関係、河西の塼画・壁画に描かれた胡人像と孔明が北伐で連携しようとしていた「涼州諸国王」の関連性、トゥルファン出土墓誌と敦煌出土鎮墓瓶からウルトラC的に魏の戊己校尉復活がトゥルファンの生活空間化を促進したとする論説など、近年の三国時代前後の出土資料と先行研究を博捜し、三国時代に新たな視角を持ち込む意欲的な論考。2019/08/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13927415
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品