内容説明
「販書随録」はもちろんのこと、中国出版事情を表から裏から斬る辛口レポート、紀行文やエッセイ、青年期の繊細な詩から晩年の短歌・俳句まで多数収録。名物後記を生んだ土壌とも言うべき筆者の感性が光る、畢生の作品集。
目次
第1部 花微かに酔う(食うに困らぬひつじ年の男;マラルメ驚嘆;キュウジョウ一周 ほか)
第2部 中国出版事情(“書婆”とブーム;深刻な識字率の問題;考古学の“黄金時代” ほか)
第3部 青山青青青如許(“脱線”中国私記(上)(下)
峨眉山月
更に上る一層の楼 ほか)
著者等紹介
神崎勇夫[カンザキイサオ]
1931年千葉県生まれ。東京外国語大学中国語科卒業。(株)極東書店(東方書店の前身)入社、途中中国通信社、北京週報社を経て東方書店前取締役社長。2008年2月18日没。享年七六歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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