ちくまプリマー新書<br> 「死にたい」と言われたら―自殺の心理学

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ちくまプリマー新書
「死にたい」と言われたら―自殺の心理学

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480684530
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C0211

出版社内容情報

日本では人口の2%が自殺で死亡している。なぜ自殺は起こるのか、自殺は悪いことなのか、死にたい気持ちにどう対応するか――心理学の知見から考える。

内容説明

「死にたい」と思ったことがある人は人口の2~3割だという。そして全死因のうち2パーセント弱を自殺が占めている。死にたくなったらどうするのか、自傷行為と自殺は違うのか、自殺予防の未来など、心理学の最新の知見をもとに考える。

目次

はじめに―自己紹介と注意事項
第1章 自殺はなぜ起こるのか
第2章 「死にたい」と言われたら
第3章 「死にたい」と思ったら
第4章 自殺は悪いことか
第5章 幸福で死にたくなりづらい世界の作り方
おわりに―あなたに何ができるのか

著者等紹介

末木新[スエキハジメ]
1983年生まれ。2012年東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程修了。博士(教育学)、公認心理師、臨床心理士。現在は和光大学現代人間学部教授。第17回日本心理学会国際賞(奨励賞)受賞。主な著書に『インターネットは自殺を防げるか―ウェブコミュニティの臨床心理学とその実践』(東京大学出版会、第31回電気通信普及財団賞受賞)『自殺学入門―幸せな生と死とは何か』(金剛出版)『公認心理師をめざす人のための臨床心理学入門』(大修館書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかこ

58
自殺がおこるシステム、自殺の歴史的なところから、「死にたい」と言われたら、「死にたい」と思ったら、と自殺を幅広く学術的に解説してくれている。自殺の潜在能力、所属感の減弱、負担感の知覚、この3つの要因が合わさったときに自殺の危険性が高まる。逆に言えば、この要因のひとつだけでも減らせば自殺の危険性は下がる。理論をしっかり学ぶと、自殺の複雑な現象の見通しが良くなる、そして世界を見る見方を変えることができる。「幸福で死にたくなりづらい社会」を作ること。小さなことでも、行動を起こすと誰かの助けになるのかも。2023/07/14

テト

34
なぜ人間は自殺をするのかを考えたときに、やはり様々な要因があり、個の中で何が起きているのかわからない場合が多かったり、その場の状況によるヒューリスティックな意志決定が関わり、変動の中の複雑系の世界を感じる。さらに、遺された人間の感情も計り知れない。今は不完全であり、今以上に、幸せな世の中を絶えず考えて、適切に必要な過程をそれぞれにやり続けていくことの大切さが明らかに存在していた。2023/08/24

タルシル📖ヨムノスキー

31
あなたはマジで「死にたい」と思ったことはありますか?私は何度かあります。結局行動には移さなかった、いや移せなかったけど。この本はただ「自殺はダメ!」という内容ではなく、自殺に至る心のメカニズムから、身近な人に「死にたい」と言われたら、また自分が「死にたい」と思った時の対策にも触れられています。驚くのは「自殺は悪いことなのか」ということにまで触れていること(自殺を肯定しているわけではありません)。大切なのは周囲との関わりと自己肯定感。一つ驚いたのは、学生の自殺の原因の一位が「いじめ」ではなかったということ。2023/07/14

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

25
死にたい人のためではなく、死にたいと言われた人のために書かれたもののようですが、もちろん死にたい人が読んでも得るものは多々だけど、中に書かれていたように死にたいと思っている人が果たしてこれを読んでその内容を受け取れるかどうか。死にたいと思う状況はまともではない、いわば素面ではない状況、素面になれれば命を断つことだけが解決策ではないと目を覚すことができる。その”素面になる”ための考え方のアドバイス。死にたいと思う人には119番より110番ってのは全く思いもつかなかった。2023/06/30

ホシ

23
この職に就いて10数年。この間に教え子が極端な選択を選ぶという経験を3回しました。1人は妙だなと思う出来事もあったのですが、まさかそれが自死のサインだとは気づかず…。悔やまれてなりません。外国人の私に「◯にたい」なんて言う学生はいないでしょうが、それでも学生の胸中に思いを致す教員でありたいと思い、読みました。本書の主張通り、自死対策は精神医療に携わる関係者のみならず、私たち一人ひとりが向き合うべきです。「私には出来ない事」もしっかり自覚し、それでも「傍にいるよ」というメッセージを出し続けたいですね。2023/11/11

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