出版社内容情報
日本では人口の2%が自殺で死亡している。なぜ自殺は起こるのか、自殺は悪いことなのか、死にたい気持ちにどう対応するか――心理学の知見から考える。
内容説明
「死にたい」と思ったことがある人は人口の2~3割だという。そして全死因のうち2パーセント弱を自殺が占めている。死にたくなったらどうするのか、自傷行為と自殺は違うのか、自殺予防の未来など、心理学の最新の知見をもとに考える。
目次
はじめに―自己紹介と注意事項
第1章 自殺はなぜ起こるのか
第2章 「死にたい」と言われたら
第3章 「死にたい」と思ったら
第4章 自殺は悪いことか
第5章 幸福で死にたくなりづらい世界の作り方
おわりに―あなたに何ができるのか
著者等紹介
末木新[スエキハジメ]
1983年生まれ。2012年東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程修了。博士(教育学)、公認心理師、臨床心理士。現在は和光大学現代人間学部教授。第17回日本心理学会国際賞(奨励賞)受賞。主な著書に『インターネットは自殺を防げるか―ウェブコミュニティの臨床心理学とその実践』(東京大学出版会、第31回電気通信普及財団賞受賞)『自殺学入門―幸せな生と死とは何か』(金剛出版)『公認心理師をめざす人のための臨床心理学入門』(大修館書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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