出版社内容情報
青山学院大学ビジネススクール(国際マネジメント研究科)で行われている人気講座「演劇アプローチ」の内容をもとに、演劇アプローチの解説となぜビジネスに活きるのかを説明する。具体的には王立演劇アカデミーなどで教えられている、他者の視点を獲得するための技法「演劇アプローチ」を実際の舞台俳優が説明し、演劇アプローチで高まる共感性、身体性、即興性の3つの概念をもとに、それが活かされる「コミュニケーション、プレゼンテーション」、「販売、サービス、営業」、「製品・サービス開発、事業開発」、「企業理念や創業精神・パーパスの浸透」、「経営環境の変化への対応」の場面での効用を解説する。それから、実際のビジネススクールの講義と企業研修(NEC担当者へのインタビュー含む)の内容を紹介し、実践例を伝える。
内容説明
組織の活力を取り戻す「共感」「身体」「即興」
目次
第1章 演劇アプローチの理論的背景
第2章 俳優視点からの「演劇アプローチ」
第3章 演劇アプローチと経営力
第4章 「ビジネスへの演劇アプローチ」の実例1―ビジネススクール授業編
補章 ビジネスパーソンに知ってほしい演劇のコトバ
第5章 「ビジネスへの演劇アプローチ」の実例2―企業研修編
第6章 対談 演劇アプローチは企業経営の場でどう活かされているのか―日本電気株式会社・鈴木克巳氏に聞く
著者等紹介
広瀬彩[ヒロセアヤ]
株式会社トビラボCEO・舞台俳優・声優・聖徳大学文学部准教授。ストレートプレイから音楽劇まで、国内外の様々な舞台に出演。文化庁の新進芸術家海外研修制度の在外研修員として渡英し、王立演劇アカデミー(Royal Academy of Dramatic Art)にて、シェイクスピア演技コースを修了。MBA取得後は、俳優活動に加えて、大学講師(青山学院大学ビジネススクール、上智大学、東京女子大学など)として、演劇手法を用いたビジネス科目やコミュニケーション科目を担当。国際コミュニケーション修士、経営管理修士(MBA)
須田真魚[スダマオ]
株式会社トビラボ講師・俳優。劇団俳優座を経て、さまざまなジャンルの劇団や言語表現の枠を越えた国内外の舞台に参加する。近年は演劇の社会還元をテーマに教育、企業研修のプログラム開発を行う。青山学院大学大学院ビジネススクール、東京理科大学、非常勤講師
黒岩健一郎[クロイワケンイチロウ]
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(青山学院大学ビジネススクール)教授。株式会社トビラボ顧問。早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、住友商事株式会社勤務を経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(MBA)。同後期博士課程単位取得退学、博士(経営学)。武蔵大学経済学部専任講師、准教授、教授を経て2014年から現職。専門分野はマーケティング論。慶應義塾大学ビジネススクール認定ケースメソッド・インストラクター、ハーバード・ビジネススクールParticipant‐Centered Learning修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。