内容説明
レクサス(トヨタ)、クレ・ド・ポーボーテ(資生堂)両ブランドマネジャーを招いて開催したシンポジウム「日本発、ラグジュアリーブランドへの挑戦」の内容を中心に、“高くても売れるブランドづくり”=ラグジュアリーブランディングの道を探る。これからの日本企業のものづくりに示唆を与える書。
目次
第1章 ラグジュアリーブランディングの基礎―シンポジウム基調講演「日本発、ラグジュアリーブランドの可能性」(ラグジュアリーブランドに学べ;活況を呈する、世界のラグジュアリー市場;ラグジュアリー企業の特徴 ほか)
第2章 ラグジュアリーブランディングの応用―研究会講演「日本発、ラグジュアリーブランドの可能性」(ラグジュアリーブランディング研究の視座;ジリ貧の日本企業の生きる道:ラグジュアリー;ラグジュアリー戦略は従来型マスマーケティングの逆張り ほか)
第3章 ラグジュアリーブランディングの実践―シンポジウムトークセッション「世界と伍する、日本発ラグジュアリーブランドへの挑戦」(レクサスの商品戦略;レクサスのブランディング戦略;AMAZING IN MOTION ほか)
著者等紹介
長沢伸也[ナガサワシンヤ]
早稲田大学大学院商学研究科専門職学位課程ビジネス専攻(早稲田大学ビジネススクール)および博士課程商学専攻教授。国際学術雑誌編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちょゆき
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ラグジュアリーブランド研究の第一人者では長沢伸也氏の著書。本書では技術力があるもののラグジュアリーブランドをあまり生み出せていない日本のブランド全般とラグジュアリーブランドの対比によりラグジュアリー戦略について語っている。 長沢氏によるラグジュアリーの定義はルイヴィトンやエルメスなどであるが、マーケティング業界では吉野家やマクドナルドなどをブランドと語るが、消費者が認識するブランドとは前者(ルイヴィトンなど)であるなどの説明も面白くブランド戦略の区分けを意識することができ、それぞれの解像度があがった。2024/04/16
takanori_45
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この教授にもっと早く出会いたかった かなりラグジュアリーブランド(ブランドの歴史、特徴、戦略など)、ラグジュアリーブランド論について、深く分かりやすく述べられている 日本からLVMH が出ることに希望が持てる内容だった 2020/07/03