出版社内容情報
今日必要とされるのは、問題型中小企業論も積極的中小企業論も部分理論であることを認め、2つを統合することである。すなわち、中小企業は固有の発展性を内在させているが、その発現を妨げる固有の問題性も課せられており、中小企業は発展性と問題性の統一物である――こういう新たな中小企業論の構築である。発展性も問題性も中小企業の本質として同時に視野に入れるから、これを複眼的中小企業論と呼びたい。
目次
第1部 複眼的中小企業論(複眼的中小企業論の必要性と課題;中小企業の発展性;中小企業の問題性;中小企業は発展性と問題性の統一物)
第2部 戦後中小企業発展史・問題史(戦後復興期の中小企業―1945~55年;高度成長期の中小企業―1956~73年;減速経済期の中小企業―1974~90年;長期停滞期の中小企業―1991年~)
著者等紹介
黒瀬直宏[クロセナオヒロ]
1944年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了。専修大学商学部教授などを経て、嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科科長、教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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