内容説明
「かあちゃんは、ほめるときげんがよくなるんだ。とにかくほめること。パソコンもビデオも、あつかい方をまちがえると、動かないだろ」―そうか、あつかい方だ!かあちゃんのあつかい方をマスターしたら、おこづかいだって、おやつだって、ゲームだって、ぼくの思い通りになるかもしれない。
著者等紹介
いとうみく[イトウミク]
神奈川県生まれ。フリーライター。広告から教育・保育・福祉・食関係の企画制作まで幅広く行う。『気のいい死神』で第37回JOMO童話賞優秀賞受賞。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
160
哲也よりかあちゃんが一枚上手でした。まさに、かあちゃん、おそるべし。2018/05/30
そる
116
子供NO.1と共読です。この子はあっさり派なので感想「おもしろかったよ、作文笑える」冒頭、作文書いてるんですけど、普通のお母さんのあるあるで爆笑。楽しそうな家族だな、と幸せになります。主人公4年生なんですけど、まあそろそろ色んなことを考えられるようになってくる歳。友達のお母さんはよく見えるけど、友達はあんまり過保護だから嫌だと思ってる。自分の母ちゃんの取説作ってみたら上手くいった、怒られずに済んだ、こわい母ちゃんにも優しい部分もある、でも母ちゃん1枚上手。子供が読んだら色々考えそうな本ですね。良書でした。
しゅわ
115
【図書館】ふとしたきっかっけでお母さんの取り扱い説明書を作ることになり…というユーモア溢れる物語。母娘で思いっきり笑い、家族について考えさせられました。なによりも哲哉くんの元気いっぱいの文章が良い。同年代のお子さんはもちろん、お父さん、お母さんにもぜひぜひオススメしたい良書です♪ 普段はひとりで本を読むのコトが多くなった娘が、この本だけは寝る前に読み聞かせして~とおねだり。「読み方がとってもうまいから、百倍面白い!」と褒められて思わず全部読んじゃったけど…もしかして娘も私のトリセツ使ったのかしら?2015/03/21
舟江
113
山姥に苦労しているので、藁をもつかむ思いで読んだ。Hahaha…。私も取説を作れるかもしれない。2017/05/03
パフちゃん@かのん変更
105
児童書です。読メのレビューで面白そうだったので読みました。面白かったです。このたくましいかあちゃん最高。お友達の優しくて上品でなんでもできるお母さんがうらやましかったけれど自分の母ちゃんのトリセツを作るうえでかあちゃんの良さに気付いていく。いいお話です。中学年で読書感想文を書くとしたらこれいいですね。私も旦那のトリセツを作ろうか。2014/09/29