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ダ・ヴィンチブックス
読まずに小説書けますか―作家になるための必読ガイド

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784840134774
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0093

内容説明

この二人だからこそ、わかる、憧れの人気作家になるための、必勝テクニック。

目次

ファンタジー小説が書きたかったら、得意分野をひとつ持て!―『ハリー・ポッターと賢者の石』(J・K・ローリング)に学ぶ
巧みなプロットを立てたかったら、分析する目を持て!―『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎)に学ぶ
コミック・ノベルが書きたいなら、自分は笑うな!―『太陽の塔』(森見登美彦)に学ぶ
うまい比喩を使いたかったら、言葉を知れ!―『博士の愛した数式』(小川洋子)に学ぶ
「語り」上手になりたかったら、物語の“声”に耳を澄ませろ!―『告白』(町田康)に学ぶ
心の「ダークサイド」を描くなら、腹括れ!―『グロテスク』(桐野夏生)に学ぶ
キャラクター小説を書く前に、まず類型を理解しろ!―『涼宮ハルヒの憂鬱』(谷川流)に学ぶ
泣かせる小説が書きたかったら、冷徹になれ!―『流星ワゴン』(重松清)に学ぶ
恐怖小説を描きたいなら、物語の原型を利用しろ!―『キャリー』(スティーヴン・キング)に学ぶ
恋愛小説を書く際は、読者の「共感」を味方につけろ!―『センセイの鞄』(川上弘美)に学ぶ
ピカレスクロマンを成功させたかったら、キャラクターを魅力的に!―『香水』(パトリック・ジュースキント)に学ぶ
「本歌取り」をしたかったら、元の作品を徹底的に読み込め!―『光の帝国』(恩田陸)に学ぶ
「サプライズ・エンディング」小説を書きたかったら、語りで騙れ!―『向日葵の咲かない夏』(道尾秀介)に学ぶ:桜庭一樹になりたきゃ、一日一冊本を読め!―小説家になるための読書術鼎談 岡野宏文×桜庭一樹×豊崎由美

著者等紹介

岡野宏文[オカノヒロフミ]
1955年、神奈川県生まれ。フリーライター&エディター。白水社にて演劇雑誌「新劇」の編集長を経て独立。『アサヒ芸能』『サファリ』『デジタルTVガイド』に書評など連載する。編集者時代には岸田國士戯曲賞にかかわり、小説のみならず戯曲などにも深い造詣をもち、独自の論を展開する

豊崎由美[トヨザキユミ]
1961年、愛知県生まれ。書評家。雑誌『GINZA』『TV Bros.』『本の雑誌』など多くの媒体に書評を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らぴ

45
挙げられた本が必ずしも褒め対象な訳ではないのがとてもおもしろい。ハリポタの訳については、わたしも思っていたことをトヨザキ社長が言っているのにホッとした。年間どれだけの本を読んでいるのだろう……というくらい情報が豊富で辛口批評もズバズバな2人が『涼宮ハルヒの憂鬱』を高評価していたのには驚いたが、ライトノベルもきちんと評価する姿勢は素晴らしいと思う。2010/10/04

佐島楓

35
ブックガイド。興味を持った項として、「本歌取り」と「サプライズ・エンディング」が挙げられる。良い題材の例として取り上げられている作品が既読のものが多いのが救いといえば救い。巻末には桜庭さんも登場、あの執筆量とあの読書量は私もすごいと思う。良い読み手は良い書き手になりえる。2014/10/20

Tetchy

31
全く買う気はなかったが、作家柴崎友香氏と本著の著者両氏とのトークショーに出席して会場の雰囲気に当てられて思わず買ってしまった。個人的に感心したのは1章のハリポタに関する記述について。正に我が意を得たりの思いがした。また豊﨑氏がドラゴンクエストのシナリオを手放しで誉めているのは意外だった。小説というジャンルに囚われない豊﨑氏の評者としての目に感心した。ただお互いが自身の読書量を誇るが如くの紹介は読書会の打ち上げの延長のように思えた。最後の付録、桜庭氏との鼎談が最も本書の趣旨に沿った内容だったように思う。2011/03/17

kana

26
小説を書くための勉強として、という新しい切り口でのブックガイドで、かつ名コンビによる対談形式とあって純粋に面白い!(毒舌すぎる豊崎社長が比較的紹介する本を褒めちぎっているのも◎)ただ、本当に小説を書こうと思っている人が読んで、後に残るのはきっと「絶望」の2文字。こんなに読める気がしないですから。人生日々是勉強です。ラストに桜庭さんも合わせた鼎談が入っていて、こちらも見逃せません。2011/01/03

K(日和)

22
書評、批評、論評サイドから見た小説、物語の紹介及びガイドライン。2018/02/06

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