出版社内容情報
SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、ごみ問題を読み解きます。日本が排出した大量のプラスチックごみの行方は? 私たちにできることとは? 私たちはプラスチックを手放すことはできない? プラスチックごみで苦しむ海の生き物たちの現状、日本のプラスチックごみのリサイクル事情、行政や企業のさまざまな取りくみ、海外の取りくみなどを、写真を交えてわかりやすく解説します。
目次
第1章 SDGsってなに?(SDGsがめざすもの;目標14をくわしく知ろう! ほか)
第2章 いま世界の海でおきていること(海洋プラスチックごみの問題点は?;海洋プラスチックごみのいろいろ ほか)
第3章 プラスチックを知ることから(生活に欠かせないプラスチック;あふれる使いすてプラスチック ほか)
第4章 わたしたちにできること(国としてどう向きあうか;自治体や企業の取りくみ ほか)
著者等紹介
井田仁康[イダヨシヤス]
筑波大学教授。1958年東京都生まれ。筑波大学人間系(教育学域)教授。社会科教育・地理教育の実践的研究を専門とする
保坂直紀[ホサカナオキ]
東京大学特任教授。サイエンスライター。東京大学大学院で地球物理学を専攻、新聞社で科学報道に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
71
読み友様からのご紹介本です📙日本に中々普及しないドギーバッグ。友人と食べ切れなかったピザを持ち帰りしたら、友人は彼氏にそんなカッコ悪い事をするなと怒られたらしい😨へ?(その後別れたらしい)安全な水を飲めない人口22億人。便利さは危険も孕む事を肝に銘じたい。マイクロプラスチックが嫌で最近全く魚を食べていないが、これでいいの?と疑問に思う。欧米諸国そしてアフリカに比べて著しく後れを取る日本。他にも色々と遅れててオワコン。でも三菱鉛筆の海洋プラスチック再利用文具は高く評価したい!!!2023/10/05
FOTD
22
スーパーやコンビニの弁当やパンの包装、プラ製カトラリー、使い終わったらすぐにゴミだ。プラスチックには利点があるから、我々はすぐにやめることができない。国をあげての対策が必要だ。今一人一人ができることは、日頃の小さな行動しかない。 この本は、SDGsの基本的な考え方や世界のプラスチックごみの現状、生物への影響、私たちはどう向き合うか、など上手くまとめてある。 ドイツではペットボトルのデポジット制が始まっているという。不法投棄をしばしば見かけるので、日本もその制度は取り入れても良いかもしれない。2023/08/27
chiaki
21
4年生、ごみをテーマにした環境学習にて提供。2021年3月。イラスト、写真、グラフ豊富。ルビあり。索引。文字が小さく説明豊富。高学年向け、読み応えあり。太平洋ごみベルトの記述あり。使い捨てプラスチック(シングルユース・プラスチック)。レジ袋有料化、G20、海洋プラスチック憲章、プラスチック資源循環戦略の記述あり。【1章 SDGsってなに?/2章 いま世界の海でおきていること/3章 プラスチックをしることから/4章 わたしたちにできること】2021/06/15
遠い日
12
SDGsの目標第14、「海の豊かさを守ろう」。今やプラスチックなしでは毎日の生活は成り立たないのは事実ですが、増え続けるプラスチックごみをどうすれば、海の環境を守れるのか?自然界で分解されず残り続けるプラスチック。使う量を減らすこと。再生すること。代替できるものは替えていくこと。などの観点が示されます。マイクロプラスチック、きっともう絶対人間の体にも入ってきているのだろうなぁ。2021/08/01