出版社内容情報
絵ばかり描いているねこさんを、友だちはふしぎがっていましたが、ある雨の日に……。 SLA選定/JLA選定/講談社絵本賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
41
【猫本を読もう 読書会】12冊目。人に分からなくても、自分が好きなものは楽しんだらいいと思いました。心の潤いは必要です。2019/02/16
Nat
27
図書館本。自分が好きなことをやり続けることができるってすごいこと。ねこさんの絵が抽象的で素敵。2024/02/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
20
教育出版国語 2年生 【平成27年度教科書著者紹介本 令和2年度教科書著者紹介本】 絵を描くのが大好きなねこさんですが、お友だちからは「絵なんてなんの役にたつの?」と言われてしまいます。ところがある雨の日…。 11月3日は『文化の日』 【第18回 講談社絵本賞】2021/03/30
mntmt
19
たぶん、これは、作者に実際に起きたこと…かな?絵は、心の栄養…かもね!2016/02/28
ごんたろう
14
洋裁屋のうさぎ、漁業のきつね、大工のさる。一方、ねこは絵を描く。三人から「何の役に立つのか」と問われる。ある日、ねこは三人の似顔絵を描き、みんなは喜ぶ。これは個性の話ではなく、職業の話だ。三人は生産的な職業であり、ねこは相手を喜ばせるサービス業である。すなわち芸術の大切さではなく、芸術家という職業の大切さを訴えている。ラストは印象的。ねこは三人が自分の絵を理解できないと分かったときに笑う。見下しているかのようであり、不気味だ。本書は、少しだけ芸術家の優位を説いているように見える。ルサンチマン? 少し怖い。2014/12/13