内容説明
財務諸表の基本を学びながら、企業分析の手法が身につく1冊。数字が苦手な人にもわかるやさしい会計の実践書。
目次
第1部 財務諸表から企業の実態を読み解く(企業は世界同時不況をどう脱したか―損益計算書から読み解く;未曾有の危機に企業はどう対応したか―貸借対照表の安全性指標から見る;「資金の流れ」から企業業績を分析する―キャッシュフロー計算書を読む)
第2部 企業の危機は、財務諸表のどこに現れるのか(JAL破綻に見る財務諸表の劣化―貸借対照表、損益計算書はどう変わったか)
第3部 財務諸表から各社の企業戦略を分析する(各業界に独特の財務諸表のクセを理解する)
著者等紹介
小宮一慶[コミヤカズヨシ]
経営コンサルタント。株式会社小宮コンサルタンツ代表取締役。十数社の非常勤取締役や監査役を務める。1957年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学エイモスタック経営大学院へ留学(MBA取得)。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス(現、セントケア)を経て現職。2005年4月から2009年3月まで明治大学大学院会計専門職研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nekozuki
10
簿記を勉強しても会計から企業の分析をすることはできない。「ビジネスマンは簿記がわかる方がいい」と聞いたけど、それは簿記ではなく会計分析だと思う(会計分析のために簿記の知識は必要)。PLの売上高比率やらBSの流動比率やら、チェックすべきポイントがどこなのか知るにはよかった。実際の有報で練習してみないとなぁ…。2015/03/04
山田太郎
10
分析してる企業が大きいところばかりなので、なんかいまいちピンとこない。結局どんだけ現預金と借入れがあるかってとこだけ見とけばいいってことじゃないかと思った。2011/05/23
朧月
2
難しかったです。 本シリーズの最初の本が面白くて、新しく知った内容も多かったのですが、本書は解説はあるものの、かなりサラッと流している感じがして、ついていくことが出来ませんでした。 他の方も書評で書いてますが、表を読むのが主体の本なので、文章と表を何度もいったりきたりして読まなくてはならないのはかなりつらいです。 内容はかなり濃かったのではないかと思います。2014/09/21
6 - hey
2
財務諸表自体は多少読める(つもり)なので、目新しいことはなかったのですが、最新のデータで分析しているので、「ああ、どこの企業も大変なんだな」というのがわかって面白かった(笑)2012/10/17
矢場町
2
簿記は2級まで勉強したけど何のメリットも実感していなかった。 この本で少しは生かし方がわかった気がする。 また良い作者を見つけた気がした2011/12/25