内容説明
ライフスタイルの変化が、これまで気づかれなかった生活リスクを生みだした―。未来につなげる発想で生活保障ニーズをとらえるマーケティング戦略を提案する。
目次
1 豊かさの向こうにみえるビジネス・パラダイム(豊かさ―過去・現在・未来;真の豊かさへ向く生活者たち)
2 生活保障ビジネスの戦略展開を考える(新しい時代の生活保障像;生活保障ビジネスのマーケティング戦略)
3 鼎談 未来につなげる商品提案の時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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中山文庫でいただいてきた本。小泉内閣時代2001年~の「格差社会」に先んじて、既にバブル期に「格差拡大意識」が存在していたのは、意外に思われる世代もあるだろう。評者はその頃高校生、予備校生だったが、当時は学歴社会のピークともいえ、高卒と大卒の格差を感じるからこそ、浪人までして大学に行ったが、評者が出る頃になると、氷河期であった。本著はシンプルな議論にも見えるが、ロハスとか、QOLのような時代を予見させる内容とも見える。当時としては、金があるのに豊かでない、とかいう、今の非正規からすれば贅沢な言説があった。2012/10/05